ことばのおもしろさ研究所

語学好きな母ちゃんが、子どもの言葉の成長と外国語学習の奥深さ、心に響いた本なんかを記録しているブログ。

人生を変えるほどのインパクトを持つ有意義な活動×全くもってナンセンスな存在=最強!!

 最近見返してなかったノートより。

 

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  • 10年続くノートの取り方マイルール
  • グローバル教育からダイバーシティ(多様性)教育へ
  • 学びの本質は「変わる」こと
  • 幼児期の言語教育のカナメ

 

 

コミュニケーション、気持ちや情報を相手に伝える、伝わるためにダイジなポイント について。

  1. 自分のメディア力(信頼関係)
  2. 相手にとっての意味
  3. 伝えたい内容の本質(本心)
  4. 伝える技術(論理・説得力・共感)

何を言ったのか、よりも誰が言ったのか。自分にとっての意味だけじゃなくて、相手にとっての意味もイメージできるかどうか?本当に伝えたいこと、メッセージのコアは何なのか自分は把握できているのか。伝えるスキルはいろいろあるけど、まずは1~4の項目をチェックしよう。

 

自分のメディア力を高めるために、誠実で真摯であること、人間的魅力はもちろん問われるわけ。でも、カンペキにステキな人間であれってことじゃなく、「自分の魅力をMAX活かすポイント」や「相手に良い印象を与えるテクニック」ってのがある!

 

CAPTIVATE 最強の人間関係術

CAPTIVATE 最強の人間関係術

 

 「1.メディア力を高める」と「4.伝える技術」についてモリモリ盛沢山のネタが詰め込まれている本。日本語版タイトルはあんまり好きじゃないけど(笑)

 

「3.伝えたい内容の本質(本心)」をツメルことは、意外に難しい。これは、問いに向き合う忍耐力が求められる。

 

 この本の言い回しを使えば、問いの本質を問う、考える力(知性)が必要ってこと。問いの本質を見極める力ってのは、与えられた問いに対する問題解決能力だけじゃないのよ。自分が発しようとしている問いに発揮されるべき能力。問いを立てる力でもある。

 

 無駄を省いて本質を、という考え方について詳しいのはこの本。

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

 

 

問いを立てる力のベースとなるのが、視野を切り替える能力。時間軸で切り替える(過去→現状→未来)と?空間軸で切り替える(自分の見えている範囲→社会や世界全体の規模)と?人間軸で切り替える(自分目線→他人目線)と?・・・ってなもんで。

 

この視点の切り替えの習慣づけに、interectual habitsという標語として生徒に伝えている学校がある。

  1. どうしてそれがわかるのか(根拠)
  2. だれが何のために行ったのか(視点)
  3. 原因は何か、他に何が起こったのか(因果関係)
  4. もし仮にそうだとすると(仮説)

 

学校を変える力――イースト・ハーレムの小さな挑戦

学校を変える力――イースト・ハーレムの小さな挑戦

 

 

あなたの話はなぜ「通じない」のか (ちくま文庫)でも知性を磨く― 「スーパージェネラリスト」の時代 (光文社新書)でもエッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にするでも共通しているのが、この視点の切り替えの重要性。

 

視点の切り替えってのは、自分の視点の次元を切り替える、ということ。

すごい論語

すごい論語

  • 作者:安田登
  • 発売日: 2019/05/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

この本で使われている表現「仁=human 2.0」がお気に入り。次元をあげるってのは、最終的に個人の一生レベルではなく、人類史レベルでの行動ができる人間にすすんでいく、ってこと。

 

視点の切り替えという意味では、あがるだけじゃなくて下がることも意識的にできるかどうかってのがダイジになってくる。行ったり来たりしながら、必要な答え(=問い)を自分で探っていけるようになりたい。

 

こういう力を鍛えるために、基礎トレーニングとなるのが対話なんじゃないか!と思って勉強中。

 

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異なる価値観と出くわしたときに、物怖じせず、卑屈にも尊大にもならず、粘り強く共有できる部分を見つけ出していくこと。

ただそれは、単に教え込めばいいということではなく、おそらく、そうした対話を繰り返すことで出会える喜びも、伝えていかなければならないだろう。

意見が変わることは恥ずかしいことではない。いや、そこには、新しい発見や出会いの喜びさえある。その小さな喜びの体験を、少しずつ子どもたちに味あわせていく以外に、対話の基礎体力を身につける道はない。

 これはまたあなたの話はなぜ「通じない」のか (ちくま文庫)からの引用なんだけど。

 

「自分とは違う」意見、価値観、視点の相手と対話をすることで変化していくこと。相手を変えることじゃない。自分が相手に合わせることじゃない。粘り強く共有できる部分を見つけ出していくこと、これはまさに、答えのない問いに向き合う力!

 

と、いうことは・・・

今の自分に見えてない視点(答え)を得るためには、「自分とは違う」存在が必要不可欠ってこと。違いは排除したくなるのが本能的な反応なんだけど・・・そこは、免疫システムごと進化しないといけない。ヒューマン2.0に。

 

不快感に向き合えっちゅうこと。コンフォートゾーンを抜け出そう。

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不快感と言えば、最近不快感ハンパないです。やっと、こうやって目指したい方向性がリアルに目指せる環境になってきたのに!だからこそ、なのか?自分の頭の回転の遅さ、コミュニケーションの下手さ、常識のなさ、プライドの高さ(書いてて涙ぐんできちまうぜ。。。)にガックリときてる今日この頃。

 

つまり、チャンスを前にして、ひとりで勝手に落ち込んでます。マリッジブルーってやつ?

 

知性を磨く― 「スーパージェネラリスト」の時代 (光文社新書)にも知性的な態度は楽じゃないから訓練・経験が必要と書かれてます。具体的な練習方法も出てるので、興味ある人は読んでみてね。

 

知性を磨くサイクルが「知識⇒経験⇒体験⇒智恵」と表現されていたから、これを私なりに再構築してみると・・・

 

知識

  • 言語化されていること(情報)
  • インプット

経験

  • ここ止まりだとただの想い出

体験

  • 自分ごととして捉える
  • 言語化できない部分(感動)

智恵

  • 知性

 

この「経験」の重要性は認められてきた。でも「体験」のステップに進めていないことが多い気がする。

ここから先は「心」のやわらかさがほんと、ダイジだから。

 

「心」の影響力の大きさは「非認知能力」と言って科学者からも支持を受けた。ここから先が、これから私たちが挑まないといけない分野なんだ。

 

sonogono.jugem.jp

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タメにならないこと、大いなるヒマ時間、が長いスパンで見ると・・・仁のスケール(人間の一生を超えるタイムスパン)で見ても、本当に大きいんだって、私は思う。

 

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今、大いなるヒマな時間を満喫できるといいね。別に有意義なことしなくてもいいじゃん。

 

私は大きな視点で言えばかなり楽観的で(細かい部分にはそうでもない)世界はウマイ具合に良くなっていってってると信じて疑ってないタチなんだけど、今の状況も、目の前の状況は燦燦たるもんだけど、長いスパンで見ると進化のための大きな一歩になってるんじゃないか、と。

 

 

 

「自由に遊んでいいよ」と言われたときに、スマホもパソコンもない場所でも、「やったー!!!!」と全力で楽しめる子どもをダイジにしたいなぁ。

 

楽しみ方も制限されない環境が、あったらいいなぁ。友達と駆け回ったり、なにかクリエイティブな活動をすることだけが◎じゃなくって、ひとりでぼーっとアリの行列を眺めたりしててもOKって感じの。

 

知性を磨くサイクルに戻って、経験から体験へのステップについて。この間は「内観・俯瞰・フィードバック・内省・追体験」が繋いでくれる。

 

ちなみに私がこれからやろうとしている教室は、このサイクルがとっても身近な世界で繰り返しできるようなシステムをベースにしてる。

 

物語・絵本を(英語と日本語で)楽しむ

言語化された情報のインプット

経験

関連するアクティビティや学びの展開

メンバーで意見を持ち寄る(対話)

言語化できない部分も劇で表現する(再構築)

体験

協同創造(緊張・達成感・感動)

智恵

正解のない問いに向き合う方法の一つとしてフレームワーク的に日常生活に経験を活かす

 

ちょっと特殊な教育方針だから、きっとかかわったことがある人は「あ、あれね!!」とピンとくると思う(笑) 60年以上前から、こういうことをやってきた人たちがいることを知ってビックリしたし、このタイミングで知ったのも何かの縁だということで、再び飛び込んだ子どもの教育業界。

 

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それにしても、まさに!!理想ばっかりの私に投げかけられたチャンス!!なのに、私は今とんでもない不快感と向き合ってるってわけ。そもそもこの理想論、目指している方向性に「イイね!」とついてきてくれる親子に出会えるのか?英語教室だと思って来た彼らの期待とはちょっと違うってこと、ちゃんと伝えられるのか?

ここで、振出しあなたの話はなぜ「通じない」のか (ちくま文庫)

に戻る・・・ってな(笑)

 

そう、「3.伝えたい内容の本質(本心)」が問われてるってこと。問いに向き合い続ける忍耐力を、求められてる。でも頭で考えすぎると・・・何を考えてたのか忘れてしまうから、本当にこまってる!!!!!

 

私、考えるのほんと下手。

 

 

そんなんで先生するな!!とお叱りをうけそうだけど、「デキる人がデキない人に自分の知識を伝授する」スタイルの教育ではないので、そこはまた違う問題点。

 

今までのトップダウン式の教育は「対話」にはフィットしない。

 

なぜ「教えない授業」が学力を伸ばすのか

なぜ「教えない授業」が学力を伸ばすのか

  • 作者:山本 崇雄
  • 発売日: 2016/06/30
  • メディア: 単行本
 

 

教育は贈与、信じて与えるもの。 上の本『都市と野生の思考』で見つけた言葉。

それを実践しているすごい先生たちがいるんだから、夢物語じゃない。目指すべくは、先生と生徒の共同作業(コミュニケーション)から生まれる学びであって、対価に応じる供与ではない!ってとこにビビビーッと感動した。かっクイイ~!

 

この対談本の中でも「知識じゃなく知性」がどんなものか話題にあがっている。

 

 

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  • 大切なのは他者に開かれたセンサー
  • あいまいさに耐えうる複雑さ
  • 直観力

このメモは↑の本を読んだ時だったか、↓の本を読んだ時だったかノートに書いたこと。

沈黙する知性

沈黙する知性

 

 

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知性とは、「ありえた別世界」をリアルに創造する力。複数のリアリティを行き来する力があるから、現実を変えていく力となり、作り上げる力になる。

 

 

ファンタジーの世界ってのは、目の前のリアルな現実(A)をとことん見つめた目を、ずんずんずんずんズームアウトして、めちゃくちゃ大きな枠で捉えたあとで、そこからまたピントをずらしてかなり至近距離までズームインした現実(A’)なんだと思う。

 

だから目の前の現実とかけ離れている世界を空想世界に描いているようで、実はそうじゃない。全く同じ世界を、ほんの少しずらしただけのリアルな現実なのかもしれない。

 

別の層の現実というか、パラレルワールドというか。

 これは自分の過去記事に書いてたこと。

 

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別の現実をリアルに思い描くチカラが活かされるのは、アートだけじゃない。グローバル化だのなんだの言う今だからこそ、もっと見直されるべき部分。

 

 

「集団の中でこのくらい、人と比べて点数が高い低い」ではなく、「何を問い、何を考え、何を伝えたいのか」こそがアイデンティティ(=WHO AM I)。

 

「違い」は成長(学び)に必要不可欠⇒違いに向き合う⇒関係性を立ち上げる⇒合意点を探る⇒新しい価値観を発見・つくりだす

 

最初の前提は「成長マインドセット」と言われるもの。

キャロル・ドウェック : 必ずできる!― 未来を信じる 「脳の力」 ― | TED Talk

違いに向き合うには、違いに気付く「教養」が必要。教養は、知の基盤。自分は何を知っていて、何を知らないのか、何を知るべきなのか、を学ぶこと。「学校」はこれを提供する場だったはずなんだけど、最近は対極にある「実践的・使えるスキル」に比重が移っている傾向がある。(英語教育から見ると)

 

もちろん、専門性ばかり追求して知識を横断できていないってのは、専門家会議で「それは私の専門外です」っていう発言からわかるように深刻な問題かもしれないけど。。。

知性を磨く― 「スーパージェネラリスト」の時代 (光文社新書)はそこを横断できる(視野の切り替えがデキル)人になろうってはなしでもあったし。

 

行ったり来たり出来る身軽さを忘れないようにしたい。

 

プーと大人になった僕 (字幕版)

プーと大人になった僕 (字幕版)

  • 発売日: 2018/12/05
  • メディア: Prime Video
 

 大いなるヒマさを大満喫しているクマ(笑)

 Doing nothing often leads to the very best kind of something.

 なーんにもしない、が最高のなにかにつながるってよくあること。

 

子どもだったクリストファーロビンが、いっちばん好きだったことはdo nothing(なんにもしないこと)。なんの意味もないナンセンスな遊びが、たまらなく楽しくて、愛おしい子ども時代。

 

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ナンセンスを楽しむ世界で今も残っているのがマザーグース英語圏のわらべ歌)なんだけど、これまた私の教室のダイジな構成要素なんだよなー!

 

韻を踏む、リズムカルな英語のテンポを耳で覚えちゃう、って点が注目を浴びてるけど、世界観ひっくるめて子どもに伝えたい。

 

映画「プーと大人になった僕」のエンドロールの曲はBusy doing nothing(なんにもしないことで忙しい)ってタイトルで、ナンセンスを心から楽しむ大人たちのビデオクリップで締めくくられている。

 

そんなバカバカしいポップなノリを眺めるおじさんの最後の台詞「世の中変わりそうだ。」「悪くない方向に。」が印象に残っている。

 

 

「対話」がひらく可能性

違いに気付き、自分が変化する過程(学び)を楽しむ。新しい価値観を発見する、つくりあげる。感動、共感、経験を体験にステップアップする。考える力、答えの無い問いに向き合う力、自分で問いを立てる(問いの本質を見極める)力を育てる。

 

ナンセンスな(タメにならない)世界を奪うな

別の世界をリアルに思い描く力が、視点を切り替える力。次元を行き来する身軽さ。対話を通して新しい価値観を見つけるために必要な基礎体力。

教養もある意味ナンセンス。即戦力とならないけど、これがあるから「違い」を発見してその先「対話」に発展できる。知の基盤になる。

 

身体と心を置いてけぼりにしない

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沈黙すら共有できる場、ってのは、やっぱりリアルな空気の中で味わえる特権だと思うんだよね。これは、オンライン化が進んでも、というか進むからこそ、あえてこんな場をつくりたい。

 

こんな状況で通学するお教室だなんて、と言われるかもしれない。何もTeachingせずに、黙ってみんなで物語に耳を傾ける時間?モッタイナイ!なんて言われるかもしれない。

 

これが将来の「成功」につながるかどうかなんて、ハッキリ断言できない。でも、確信はしている。今現段階で、私は自分が正しいと信じている。もし間違っていると気付いたら、自分の正しさにしがみつかずに、必要なら軌道修正する柔軟さを持とう。

 

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あいまいさを受け入れる。ゆらぎながら変化していく、進む勇気を持つ。びびりまくってるし、緊張なのか脱力なのかわけわからんけど、教室をつくろうって決めたんだから、やるっきゃない。

 

誰にも見向きもされなかったら、みじめじゃない?とか、バカにされるかな、とか、現実問題続けられるんだろうか、とかまぁ頭で考えるとろくなこと思い浮かばない。まだスタートすらしていないのに!!

 

 

ここまで一緒に文章を追いかけてくれた人、(もしいたら)ありがとう!ブログで繋がる見えない縁にも感謝。いるかいないかわからないけど、こうして書くことでどこか励まされる不思議。

場所も時間も「同時」に共有してないのにね。

まるひ(秘めてないけど)プロジェクト

なんでもかんでも思いついたらやってみたくなっちゃう性格なので、最近はまたアレコレ思いついて楽しく遊んでます。

 

プロジェクトその1

ひとつは、英会話サークルのオンラインバージョンを充実させること。先週は手痛い失敗をして、参加者から愛のある苦言を受けたんですが、おかげでさらにイイ方向に軌道修正できそうです。

 

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失敗ってのは、参加者の発言量にガッツリ偏りが出てしまったこと。対面以上に、「場を回す人」の存在が重要になるんだな、と主催者の私の力量不足を痛感。

 

貴重な時間を費やして参加していくれているのに、イヤな思いをさせてしまったことにショック受けました。でもハッキリと伝えてくれたおかげで、すごーーーく勉強になった!!

私だったらひとりでぷんぷんしてるか凹んでおわるのに、かっこいいなぁ。英語がきっかけで知り合えた、尊敬する女性です。

 

 

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で、この反省をいかすべく、活動内容も見直すことにした。

これ結構いいアイディアだと思うんだけど、どうだろう。人数絞って、コンテンツも絞って、ギュッと濃い時間にしたいなぁ。

 

プロジェクトその2

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こういうのん作ってる。ひとりのニンゲンを、色んな視点からつぶさに観察して、またひとまとめに再構築するのが占星術のオモシロイところ。西洋の哲学体系やら心理学的要素をぎゅぎゅっと詰め込んだ膨大な情報量なもんだから、「0⇒1のステップに踏み込むための必要最低限な学び」をギリッギリまで極めようと頑張ってる。

 

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

 

 絞り込む、って大変!

 

(↓)最近公開リーディングの問い合わせを受けてまた占星術熱が盛り上がってきた

STAR SHIP☆星読み航海図

アテモノ占いは大嫌いだしそういうのん目指してないんだけど、「なんでわかるの?」とひじょーにビックリされる(←私は別にわかってるわけじゃないんだけど)。毎回「これ有料レベル!!!」と注意(?)されるから、そのうちみんなのコトバを本気にして無料で読むのやめるかも(笑)

 

プロジェクトその3

「ことばのおもしろさ研究所」がついに私の脳内から現実世界にデビューするかもしれない!!!

 

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こういうお遊び会をやっていたこともあったけど、「表面的な英語」を(親が)追求することにずっと違和感を感じてて、また先生業をすることはないかな、と思っていたんだけど。 

 

縁あって、すっごーーーーく面白いチームに出会え、実は着々と教室開業に向けて準備してたんですなー。

 

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私がずっと妄想していた「理想」が、このチームとなら現実につくれちゃうかも?と思えたのです。

 

与えられた選択肢、割り振られた仕事を従順に性格にこなす能力から、自分からやるべきことを考え、作り出せる能力

問題を他の人よりも早く解決するスキルよりも、問題の本質を見極めて、必要な時には誰かに頼ったり、誰かを助けてあげたりできる器の大きさ

学びを心から楽しめる、遊び心。失敗も経験させてもらえる安全で安心できる仲間と、環境

 

今はまだ、理想論だけど。。。

うまくいけば、実現できそう!!な気持ちになってった。私もファーストステップ。これからいっぱい失敗を経験していく覚悟が必要。

 

今月末に予定していた初陣、教室の体験イベントは、例によって開催見合わせになっちゃったんだけど。どうなるかな?

 

私のひめられしパッション(笑)とリアルな可能性、今までの常識や親御さんが求める「習い事」とはちょっと違う路線を、どうやって初めてあった人に伝えるのか????これはむずかしーぞ。

プロジェクト2のオンラインコースづくりで、もしかして鍛えられてるのかも?!

 

検索して探してくれる未来の生徒さん向けの教室アピールブログもつくるべきか??と考えつつも、まだ開設できてないしなぁ、と保留中。コトバネタは本音で書けるこのブログだけでいいかぁ。

 

 

しかし。。。アテモノの占いはキライだ!と言いながら、あのプロジェクトの展開やら、あの日の縁やら、この展開やら、もうあんまりにも具体的に言い当てられちゃってて、不思議な世界もあったもんだな~と、次なる展開に期待してる自分がいる。

4歳の言葉の発達にハッとさせられる【言語習得のしくみ】

息子イチ君(4歳)言葉の発達を観察していると、「音」だけの世界から「言葉」の世界に変化していく過程がほんとうに面白い。

 

言葉を覚える仕組みが垣間見える瞬間 

大人になると当たり前のように話せる母語(日本語)。いざ外国人に「犬は、と犬が、というときの意味の違いは?」とか「語尾につける、ネとヨの違いは?」とか聞かれても上手く答えられないのは、言葉を「意味の組み合わせ」ではなく「意味の全体像」で捉えているからなんだな、と息子が母語を「使える」ようになっていく過程を見ていて改めて思う!!!

 

言葉を「使えるようになる」過程に注目すれば、外国語に応用できる・・・って考え方はもう新鮮でもなんでもないけど、まだこの「まずは全体像で捉える」感覚の重要性はあんまり認められてないように思う。

 

 

最近英語の取り組みとしても広まっている「英語絵本の読み聞かせ」は、この全体像を捉えることをとっかかりにしているわけだけど、細かいパーツ(文法や単語ひとつひとつの意味)の把握はまた別のハナシなわけで。

 

雰囲気はわかってるみたいだけど、正確な英語の文章の生産が出来ない、という悩みはよく聞く。でもこれは、私個人的にはこれは「悩み」ではなく「ファーストステップの順調に通過!!」と見る。

 

部品ひとつひとつの細部を教えて、それをルールに沿って組み立てるんじゃなくて、たくさんのカタマリを分解・比較・再構築しながら、ニンゲンはコトバを自分のモノにする

 

多読、多聴のアプローチもこの言語習得のファーストステップがベースになってるんだろうと思う。

 

言葉のニュアンスの違いを捉える

最近おもしろかったのは、「イチ君のせいでびしょびしょになったよ~」という主人に「イチ君のせい、じゃなくてイチ君のおかげ!でしょ!びしょびしょになってよかったの!」と口答えしていたこと。

 

「~のせい」と「~のおかげ」って、どっちも原因を表してるけど、言葉の裏にある伝えたい気持ちが違う。こういうニュアンスの差を使い分けられるようになったんだな~。

 

ちょっと前まで「~してくれる」と「~してあげる」がごっちゃになってたけど、これも「自分の立場」という視点の違いで変わるびみょ~なニュアンスの違いがある。「XXなときは~してくれる、で◎◎のときは~してあげる、っていうのよ」なんて解説したことはもちろんないけど、なんとなしに訂正されたり大人たちが使っている場面を見聞きして、使うべき言葉を自分なりに選べるようになってきたようす。

 

言葉は場面とセットで覚える

「おれさぁ、今日夜勤なんだよ~」と言う4歳児にウケた。これは最近ハマってるくまのプーさんに出てくる台詞。

 

でも彼に「ヤキ(夜勤のンが抜けてる)ってお弁当のこと?」と聞かれて、夜勤の意味を勘違いしていたことが判明。このセリフ、プレーリードッグ?のキャラクターがお弁当を持ってきてあけながら言ってるんですね。

 

文章の中の進出単語「ヤキン」をピックアップして、状況・場面・発言者の行為から予測して把握していることが分かる実例ですな!!!

こうやって知っている語彙(知識)を足掛かりに、どんどん展開していくんだな~と感動、興奮。

 

 

お気に入りの絵本

 絵も文章も、派手さが無いのに目が離せなくなる静かな美しさ。今の社会にも重なる、村(国)の範囲を超えた危機的状況の中、村を超えた人々も集まって・・・

 

人びとは、自分たちのために しんでいった ムースに かんしゃし、そのたましいのために いのりました。

 

人びとは それぞれのぶらくに 帰ると、いちばんいいにくは、男がいなくて、りょうに出られなかった かぞくに分け、あとは、みんなで びょうどうに 分けました。

 

この共同体の在り方、これからの時代に必要な態度だなぁ、と感動した。説教臭いマナーやモラルの絵本よりも、ずっと心に響く物語だと思う。

 

 

 暗いところでみると、ぼんやり光って浮かび上がってくるのは・・・!!?電気をつけたり消したりしながらちょっぴりこわい?絵の変化を楽しむしかけ絵本

 

 ちょっぴり怖いけど、わくわくしちゃうドキドキ感に感情移入するのが楽しいのか、これもお気に入り。

 

 これは、イチ君ストーリーのオチをちゃんと理解していないけど(笑)楽しんでいる絵本。はっきり説明されていないことや、絵や展開にほのめかされている情報をくみ取れるようになるのはいつなんだろう?と楽しみです。主人は「アホなんかな?」と半分おもしろがって、半分心配してますが(笑)

 

「アホなんかな?」エピソードで私のお気に入りなのは、ジャックと豆の木ミュージカル。お城の門番をしていた兵隊さんが、実はジャックの探していたお父さんだった!!という感動のシーン。

 

みんなで抱き合って再開を喜んでいる様子を見ながら、まさかの「お父さん、どこ?」発言。確かに、「私が君のお父さんだったんだよ」とはハッキリ言ってなかった。言ってなかったけども・・・

 

「ジャック・・・まさか、彼が?間違いない。あんなに大きくなって・・・」

「この姿じゃ、自分の正体を明かすことなんてできない」

(その後、魔法が解けて人間の姿に変わって)

「ジャック!」

「母さん!見て!!」

「会いたかったよ!」

(わーっと駆け寄ってエンディング)

この流れでわかるだろ!!!とツッコミたくなる爆笑発言でした。

大人が無意識に持ってる前提がひっくり返される、子どもの威力。

 

 

それから小学生くらいになればもっと楽しめるだろうなって絵本。

ぼくのロボット大旅行 (福音館の科学シリーズ)
 

細かい絵、創造力が膨らむ「ぼくのロボット」!私もこの絵本に影響受けてロボットの設計図と、そのロボットが主人公の絵本を作ったっけな。 

北極、アマゾン、カナダ、世界中のスポットと動物や生き物が描かれていて地理や生物図鑑のようにも楽しめる。

 

 

読み手のガンバリが求められる絵本(笑)

えがないえほん (親子で楽しむ読み聞かせ本)

えがないえほん (親子で楽しむ読み聞かせ本)

 

これは2歳くらいの時から喜んでたっけな。 

最初に覚えたひらがなは、多分この絵本に出てくる「ぶ」の字。

 

ぜったいに おしちゃダメ?

ぜったいに おしちゃダメ?

 

似たようなおふざけ絵本(笑)で最近ベストセラーのこれも好き。 

 

 

昔ばなしチックな絵本も、おもしろい。

さりげなく「数」のお勉強にもなっているおはなし。

 

 

これはティーンエイジャーくらいになればグッとくる絵本。4歳児のイチ君にはこの絵本のメッセージ性は全くわかっていないけど、絵や言葉のオモシロサが大好きみたい。

きみの行く道

きみの行く道

 

自分の行く道に迷ったときに、勇気と元気をくれる一冊。

 

英語絵本

Oh, the Places You'll Go! (Dr. Seuss)

Oh, the Places You'll Go! (Dr. Seuss)

  • 作者:Dr Seuss
  • 発売日: 2011/03/01
  • メディア: ペーパーバック
 

英語版「君の行く道」もたまに読むよ。これは私の勉強用に。文章は短くて、韻を踏んでいる(著者ドクター・スースの得意技!)から読むのは難しくない。 

 

そしてそして、またまた渋いチョイスをするイチ君。

Arrow to the Sun: A Pueblo Indian Tale

Arrow to the Sun: A Pueblo Indian Tale

 

これが大好きでね。うちには日英2言語吹込みの物語CDがあるんだけど、毎日のように自分でセットして聞き込んでました。 BGMも台詞も再現できるくらい。

 

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昨日、ひとりで踊って遊んでいるイチ君の隣でパラパラめくって、絵本の中の英語を1フレーズ声に出して読んでみると、すかさず対応する日本語パートを朗唱しだしてびっくりした。試しにランダムに英文を言うと、ちゃんとその文章の日本語パートが返ってくる。「そこは覚えてなーい」と言われるところもあったけど、「こうやって全体で捉えてるんだな~」と感動。

もちろん(?)文法や英単語ひとつひとつの意味はわかってないけど、それは今後どこか(たぶん学校)で触れるたびに「ハッ!これはそういう仕組みだったのか!」と再発見していけばヨシ。

 

再発見するから、学びが面白くなるし、コトバも定着する。そのきっかけづくりになればいいね~とゆるく楽しんでます。

 

 

それにしても、最近は主人がいてくれるおかげで「お散歩」もものすごい距離をひたすら歩いてくれています。1日4キロくらい。昨日は雨だったから、ほぼ1日踊ってたし。私は体力ついていけない。

 


なつかしの国石見 石見神楽「鍾馗」

 

神楽にドはまりしている謎の4歳児。好きすぎて演目のイントロクイズができるくらい昨日は手作りの茅の輪(?)を主人にこしらえてもらって、おもちゃの剣とセットで肌身離さず持ち歩いてました。

 

鐘馗になりきって見えない敵(病魔?)と闘い、「ヨロコビの舞を、~~(←聞き取れない)つかまつりそうろ~~~う!」と叫んで舞う。おもしろすぎ。