ことばのおもしろさ研究所

語学好きな母ちゃんが、子どもの言葉の成長と外国語学習の奥深さ、心に響いた本なんかを記録しているブログ。

あの世に向かう「コトバ」

先日、主人の実家に帰ったときにNETFLIXで見た『黄金の羅針盤』!

 

ライラの冒険 黄金の羅針盤 (吹替版)

ライラの冒険 黄金の羅針盤 (吹替版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 

結局実家じゃあ落ち着かずに映画は全然見れなかったんだけど。。

 

ライラの冒険三部作の第一部が7年前に映画化されてたんだね!

これを読んでたの20年前?!なんと……子供の頃読んだ物語って、覚えてるもんだなぁ!!

 

懐かしくて、20年ぶりに続きを読んだけど、細かい部分はやっぱりうろ覚えで(笑)これ誰やっけ…と思いながらも大人になったらなったで「うわ!!!これすごい!!」と感動しながら読めました。

 

 

第三部を読むのが楽しみだ!!

 

 

子どもの頃は「ファンタジー」のワクワク感とか不思議な世界に夢中になってたけど、大人になるとその「不思議さ」と目の前の「現実(人生経験)」が重なってきて、ほんと面白い。

 

物語の鍵を握るアイテム、第一部が「真理計」と呼ばれるコンパス(羅針盤)。

魔女が出てきたり魔法のレッスン(うろ覚え)があったりでメルヘンな気持ちで、憧れてた記憶があるんだけど、第二部はそれが素粒子物理学のアレコレと絡めて出てきたあたりグググーーっと魅力的になった。

第一部にもそういう描写があったかもしれないけど、子どもの私の目にはそれを含めてファンタジーでしかなかったのかも。

 

 

宇宙の90%以上を占める、世界を構成する未知なもの「暗黒物質(ダークマター)」素粒子の不思議な動き。そこにあるはずなのに、見えないもの。

 

Galaxy Cluster Abell 520 (NASA, Chandra, Hubble, 03/07/12)

そういったものに対する「大人」たちの恐れ、野心、欲と権力の争い……

 

子供と大人とで同じ世界に生きていても見えてるものが違う。それをドキドキする物語、ワクワクする冒険、ほろっと胸打たれる愛のコトバで紡げるのが、スゴイ。

 

人間の心理を、世界の真理を、自然の叡智と、学びを、それと気付かないうちにダウンロードしてくれる。物語って、スゴイ

 

 

kotokotoba.hateblo.jp

↑コトバと物語の持つ「チカラ強さ」 

 

海獣の子供 全5巻完結セット (IKKI COMIX)

海獣の子供 全5巻完結セット (IKKI COMIX)

 

あと、この漫画もビックリした!!!漫画ってあんまり読んだことなかったけど、最近ハマってる。

 

海獣の子供」も映画化されてた。

はっきりとした(敵がいて、目指す目的地があって、というような)ストーリーが無い!淡々と、世界に満ち満ちている謎が、投げかけられている。ひたすら美しい自然の姿を通して。

 

特に「生命の謎」がテーマかな。

ワレワレはどこから来たのか。今、どこにいるのか。そして、どこに向かっているのか。

 

宇宙の構成と、人体の類似。海の底と、宇宙の果てに意識を向けて、気の遠くなる不気味さと永遠の孤独すら愛おしく思える感動を味わえる漫画。

 

心理学その他、「海」は無意識だとかあの世のシンボルとして人の心にある。

でもね、海(あの世)から見ると陸(この世)は死の世界。

波打ち際は生死の境界線。その視点が衝撃だった。

 

Beach

 

ちょっとオカルト界隈でギャーギャー言われている、ムーンショット計画。「肉体を離れて、意識の世界へ」という方向性が、海(この世)から陸(あの世)に移行するパラダイムシフトに似ているな~、とぼんやり考えたよ。

ムーンショット型研究開発制度 - 科学技術・イノベーション - 内閣府

 

賛成!とか反対!とか、そういうのん抜きにして。

あの世に行くだなんて信じられない、ってのが海にしか生きられないワレワレのフツーの感覚なもんで。それでも生物は海から陸に進んだやつらがいて(みんながみんなじゃないってだけで)、それなりに発展(陸に進んだ側からすると)できたわけで。

 

 

あの世のあの世に、移行しようとしているんなら、とんでもないタイミングに(陸の生物として)生まれてきたもんだなー!と感動でもある。

 

でも、生物全体像で言えば、こういう変化はざぶん!とかわるわけじゃなく、(各タイミングでざぶん!は感じるんだろうけど)ものすごい時間をかけて(人間のライフスパンで見た時間では)すようやっと住み分けがされていくだろうからさ。

 

先行部隊は、わざわざ「この世」を離れる、生命を手放すリスクを冒すわけよ。この「ありえない」行為を促すのはなんなのか。ってのを『海獣の子供』では「好奇心」と言っている。

 

 

それだけ?

そう、それだけ。生命を揺さぶる、抑えきれない好奇心

 

 

これ、遺伝子レベルで組み込まれている本能なんじゃないかな。つまり、宇宙由来の意思

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 遺伝子に組み込まれている、「みんなとつながりたい遺伝子」と逆方向の動きを促す「みんなから離れたい遺伝子」が、それなんじゃない??と思ったり。

 

DNA

 

 

波打ち際と境目、といえば民俗学

それを「文字」と「時間」と「心」で見つめたこの本を思い出した。

 

人類の歴史のタイムラインの中で、心の世界をすっかり変えてしまった「特異点」が文字(書き言葉)の出現なんじゃないか、というハナシ。

 

で、次はなんだ?そろそろ出てくるぞ。っていう予感。

 

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「時間」の感覚をひっくり返す、ナニか。特異点

コトバが「聴覚情報」から「視覚情報」に進化して、そいで次はなんだ?!

 

もしや!!!「触覚(身体感覚)」じゃねぇか?!!って、今ふと思ったよ。

 

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コトバが「視覚情報」になることによって、ニンゲンの持つ「過去」と「未来」に時間の幅がグイィィーーっと伸びて、次は「身体情報」のコトバによってニンゲンの持つ「今この瞬間」という時間の密度がグオオゥゥーーー!!っと濃くなる。

 

それはこれまでの(視覚情報を手にする以前の)「今ココ」感覚とは全くもって似て非なる感覚なんだろう。過去、未来、現在を「超えた」(次元上昇)「今」の感覚。

 

時間が全部「今」に含まれる、コトバ

 

メッセージ (字幕版)

メッセージ (字幕版)

  • 発売日: 2017/07/21
  • メディア: Prime Video
 

 この宇宙人の「メッセージ」、宇宙人語として描かれたコトバは結局「図」だったけど。感覚はこの方向性だきっと。

 

 

おっもしろーーーーー!!!

しょぼくてイイか

 

しょぼい生活革命

しょぼい生活革命

 

 

「予防」は評価されにくい

トラブルは予防するほうがコスパがイイのに、100のトラブルを予防した人よりも、1つトラブルを解決した人の方が圧倒的に称賛される。「今日は何も起きませんでした」というときこそ、水面下で働いてくれたたくさんの人を称賛したい。

 

スタンダードじゃないから価値がある

私が占星術やカードを熱く語りたくなっちゃうのは、それがスタンダードじゃないからなのかも。もし大多数の人が「これって、思考整理に有効なツールだよね」とか「健康的で面白い遊びだよね」って思ってるんなら、それを声高に言う必要も熱さも全然ないわけで。

 

学びには「実体験」が必要不可欠

他人と共生・協働する能力、あるいは人を見る目を養うといったことは、自室でかちゃかちゃキーボードをたたいているだけでは身に付かない

 

オンライン学習がぶわっと広がったけども、その上でリアルな現場で学ぶべきことはなんなのか。リアルでしか学べない(しかもこれからの時代さらにダイジになってくる能力)ことは何なのか。

 

嘘をついている人間を見破るには、目の前で嘘をつく人間を実際に見ないとわからない。敬語の使い方とか、他人との距離の取り方とか、合意形成の仕方とか、説得の仕方とか、現場にいないと習得できないです。


ときどき、とてつもなく邪悪な人間っているじゃないですか。邪悪な人間はやはり邪悪なオーラを出している。見た目はふつうだけれど、そばに行くと肌に粟を生じるということがある。そういう邪悪な人間や、自分の生命力を減殺する人間を感知して、そっと逃げ出す能力というようなものは、これはやはり集団の中に身を置いていないと身に付かない。

 

危険を感知するセンサーって、たぶん子どもが身を護る上でいちばんたいせつなものなんだと思います。極端な話、他のことはどうでもいいんです。危険なものが近づいてきたら、鳥肌が立ったり、息が苦しくなったりという身体反応が自然に起きるはずなんです。そういう「アラーム」が鳴ったら、とりあえずそこから逃げ出す。そういう身体感受性を子どもには教えないといけない。でも、これは実地訓練しか方法がないです。

 

身体感覚について掘り下げた対談本も、おもしろかったよ。 

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施しと「屈辱感」

品位ある社会(福祉)制度は、「屈辱感」を生じない。

施し→受給者という縦軸でしか関係性が結べないことに、私は「なんかヤダ」って思っちゃう。

 

本書では子ども食堂について対談が展開している。私もちょこーっと子育て支援関係の活動をしていたから、本当に必要な人に必要な「助けるよ」って差し伸べられた手が届いてるんだろうかって思うことはちょくちょくあった。

 

結局、あげる人⇔もらう人 って構図が無意識下にある限り、その場で終わり感というか、「なんかヤダ」感がまとわりついて、結局もやもやを解消できずに私は活動からフェードアウト。

 

学びに関してもそう。「教えて」って言ってくる人は、やる気があるように見せかけて、ない。私は英会話サークルをやってるけど、教える人(先生)vs教えてもらう人(生徒)というカタチにならないことにこだわってる。

 

あと、「屈辱感」がひっくり返って開き直っている人。Taker(テイカー)って、ここから出てくるんじゃない?って思ったり。

 

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パス回しの世界

贈与者はいつも「送り先」について考えているからである。
というか、いつも「送り先」について考えているもののことを贈与者と呼ぶのである。(…中略…)
すぐれた「パッサー」であるためには、パスを受け、さらに次のプレイヤーに送る用意のあるすぐれた「パッサー」たちとの緊密なネットワークのうちに「すでに」あることが必要である。

内田樹の研究室」2009年12月24日

 

ラグビー選手の例えが面白かった。ボールそのものに価値があると思い込んで、しがみついて離さないプレイヤー(笑)

 

 「贈り物経済」のコンセプトを私が初めて知ってショックを受けた本。

植物と叡智の守り人

植物と叡智の守り人

 

 

以上!読書メモより。

おもしろいこと!!コトバ遊び仲間がほすぃい

英会話サークル復活できた!

cloverenglish.hateblo.jp

↑今月から、新しいプログラムにも挑戦(^O^)

 

 最近読んだ語学本

 マインドセットの重要性、ハウツーではなく、語学メンタルの部分がメインかな。英語苦手だけどペラペラになりたいな、とか、あれこれやってみるんだけどなんか結果が出ないんだ・・・って人にはビビッッとくるんじゃなかろうか!

 

内容は、こういうこと☆

kotokotoba.hateblo.jp

 

kotokotoba.hateblo.jp

 

kotokotoba.hateblo.jp

 

 

人生の95%は無意識のプログラムなんだよ


Dr. Bruce Lipton Explains How to Reprogram Your Mind

 上の本でも「無意識」をまず見直せってハナシだったんだけど、それに関連しておもしろい動画ご紹介。リプトン博士!

 

無意識を見つめなおす(=内観する)ツール、遊びで私がイチオシなのが、コレよコレ。

starship.hateblo.jp

「えーーー、占い?!!あやしい~~」なんて言わずにさ。自分の意見を持てる、自分の頭で考える練習になるんだよ。逆のイメージあるでしょ。

そんなふうに使ってる「占い師」はいないかもしれないけど、私は思考ツールとして使ってる。結構おもしろいよ。空間軸、時間軸をずらして問題点(テーマ、質問)を見つめるフレームワークみたいな感じ。アイディア掘り出しにも、いい。そういう”偶然”のチカラ、インスピレーションやひらめき的な働きは特に得意なツール。

 

頭やらかく、人生楽しく、遊べるよ。

 

 

 それでも「占い」に不安を感じる人はこういう本を先に読んでおけばおK。この本は会話形式で、小さなワークがあるから実践しながら「考える力」の訓練がデキルよ!

新版“思考停止人生"から卒業するための個人授業

新版“思考停止人生"から卒業するための個人授業

  • 作者:潮田、滋彦
  • 発売日: 2017/11/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

ああ、そうだ!!語学LOVERSのみなさんにおすすめ!!


Crash Course Linguistics Preview

クラッシュコースに言語学コースもあるんですって!!!

Youtubeでさくっと見れて、映像で意味も理解しやすい学習コンテンツ◎

  • ことばの構造
  • 言語とアイデンティティの関係
  • 脳と言語
  • コンピューターと言語
  • 言語習得
  • 人間の言語の多様性

こういうテーマ、興味ある人はぜひ☆彡

 

今日おもいついたやりたいこと

英会話の朝活。平日朝8:30~、30分ほど英語でお喋りできるパートナーおらんかね!オンラインスクールも考えてみたけど、日本人同士でも全然OKだな、って。

 

あと、英語でタロット?トークのお題みたいに一枚引いてもいいし、朝活なら今日のおみくじ的な使い方もできるぞ。(ガチな占いも、実はできる)

 

先生⇔生徒 ってならないほうが、私はガンガン勉強できるタイプなんだよなー。お互いそういう刺激し合える語学パートナーがイイナ!探してみようかな。

 

台湾にいたときは、そういう人に恵まれてたな!!オンラインもリアルも、色んな人と勉強できて、と~~っても楽しかった。

 

 

 あと、こういうものにもハマってる。でもこれは向いてないかもしれない。マメに世話することを楽しめる性格じゃない。笑

 

 

なんか面白いことあるかな~~って、あれこれ手を出したい気分の今日この頃。