自分に合ったやり方で、自分のペース(習慣)に組み込めれば
どのツール・教材でも「結果」は出る。
語学の本を読むときは、それが抽象的なハナシをしているのか、具体的な学習例や経験談についてハナシているのか、ちゃんと頭に入れて読み進むべし。
抽象的なハナシってのは、最近流行りのSLA(第二言語習得理論)だったり、子どもの発達心理学とか脳科学、言語学っていうデータから導き出した統計論とかね。実験や事実のデータを集めて、全体として見ればこうなるだろう、だからこういうやり方が効率的だぞ、っていう内容の本。
気をつけねばならんのは、それが「全体を見渡したときの」ハナシだってこと。抽象的ってのはそういうこと。抽象的なハナシや理屈を「私」という個人で実践してみようと思うなら、個人用にカスタマイズ(具体化)しないといけない。
対して具体的なハナシってのは、「私(or 我が子)はこうやって英語を身につけた」みたいな体験談、〇〇トレーニング、〇〇メソッドみたいな具体的実践内容。
具体的なハナシを見て真似してもうまくいかないことが多いのは、それは抽象的なハナシの内容を個々人にカスタマイズした一例に過ぎないから。それは「私」とは別の人間のカスタマイズ例。
具体的なトレーニング法やツールありきで学習してもうまくいかないのは、その手段が自分の目指す方向性にリンクしていないからって場合もある。
一番下が具体的な教材やツールのハナシ。どの本を使って、どんなやり方で勉強するか。Podcastのこのチャンネルを使ってスクリプトを見ながらシャドーイングする、とか。
上の方は抽象的なハナシ。そもそも何のために英語するの?ってこと。
これ、ほんとダイジ。
仕事で?仕事ならプレゼンで堂々と話すためなのか、メールのやりとりや交渉なのか、出張先の同僚と仲良くなりたいからなのか。
例えば「自己紹介」というテーマで練習するにしても、どういう場面や状況でどんな目的を持った自己紹介なのか、で言葉の選び方も内容も随分変わってくる。
英会話教室、オンラインレッスンでも、まずは自己紹介をすると思うけど、その練習って「先生⇔生徒」っていうシチュエーションありきになってないだろうか。レッスンで先生と話すことそのものが目的ならそれでイイんだけど。
本当に使いたい場面から切り離したシチュエーションで、実際の状況と全くリンクしない練習を繰り返しても、効果は薄いと思うんだけど。
なんて思いながら、今日は英会話サークル!
私はここでお喋りするのがスーパー息抜き癒し学びタイム。よし、時間だ!いってきま~す!