ことばのおもしろさ研究所

語学好きな母ちゃんが、子どもの言葉の成長と外国語学習の奥深さ、心に響いた本なんかを記録しているブログ。

目標を「誰かのために」立てる

「こんな自分になろう!」「◎◎ができるようになろう!」

という目標設定よりも・・・

 


いつになっても自信が持てないなら…

メンタリストでおなじみDaiGoのYouTubeチャンネルで「自信を持つための目標設定」について話していたのが面白かった。ゴガクの目標設定にも応用できるんじゃないかな(^^)

 

 

 

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考える技術・伝える技術・意志力の訓練

国語の扱いの中では、いつでも登場人物の気持ちが中心として捉えられ、その気持ちを必ず反省とか公開とか同情とか謝罪等の方向に繋げようとします。

 

「外国語を身につけるための日本語レッスン」という本が面白かったので、著者三森ゆりかさんの他の書籍も読んでみました。

 

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上の本の内容を要約して、イラストで具体例を示した本がコチラ。

イラスト版ロジカル・コミュニケーション―子どもとマスターする50の考える技術・話す技術

イラスト版ロジカル・コミュニケーション―子どもとマスターする50の考える技術・話す技術

 

小中学生が自分で読める、ワークブックみたいな感じでした。実際によくあるシチュエーションから、それがどうして上手くいかないのか、どんなふうに文章を組み立てれば正確に伝わるのか、を見開き1ページにつき1テーマで紹介しています。

 

この「伝える言語技術」の練習が面白かったので、今度英会話サークルでも取り入れてみる予定です。

 

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もう一冊、最近読んだ本のメモ。

WILLPOWER 意志力の科学

WILLPOWER 意志力の科学

 
Willpower: Rediscovering Our Greatest Strength

Willpower: Rediscovering Our Greatest Strength

 

 

意志力を強化すればネガティブな行動を減らし思考力や粘り強さを高めることができる。そのために効果があった、とされるトレーニング方法も紹介されてます。

 

  • 習慣になっていることを意識する
  • 瞑想や内観

 

例えば、背筋を伸ばして姿勢を正す。というトレーニング。自分の無意識の行為を意識化することが意志力強化になるのかな。メディテーション(瞑想)や座禅、マインドフルネスも意志力に良い影響を与えるようです。

 

 

目標達成に主軸を置くなら「神メンタル」のほうがピンポイントで読めて楽だし、語学や勉学に活かそうと思うなら、「Learn Better」のほうをお勧めします。

 

神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り

神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り

 

 

 

Learn Better――頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ

Learn Better――頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ

 

 

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あと、子どものしつけ・教育に関してはあんまり新しい研究結果じゃないのか?厳しいしつけを推奨するような内容でした。(ここはさらっとしか読んでないからうろ覚え)

 

意志力、思考力を育てる「しつけ」、脳の発達に沿った子育てについては「子どもの脳を伸ばすしつけ」を読んだほうが具体的なアドバイスを得られると思います。

 

子どもの脳を伸ばす「しつけ」 ~怒る前に何をするか--「考える子」が育つ親の行動パターン~

子どもの脳を伸ばす「しつけ」 ~怒る前に何をするか--「考える子」が育つ親の行動パターン~

  • 作者: ダニエル・J・シーゲル,ティナ・ペイン・ブライソン,桐谷知未
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2016/04/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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No-Drama Discipline: The Whole-Brain Way to Calm the Chaos and Nurture Your Child's Developing Mind

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英語も日本語も、スキルの根っこは「言語技術」

 

外国語を身につけるために必要なのは母国語のしっかりとした土台だ。この主張は珍しくなく、英語教育に否定的な意見として特によく聞かれるんじゃないだろうか。

 

じゃあ、母国語は英語を避けていれば勝手に磨かれていくのか、というと残念なことにそうでもなさそうだ。 

 

外国語を身につけるための日本語レッスン

外国語を身につけるための日本語レッスン

 

 

あるものを見たとき、それを見ていない人が正確にそのイメージを描けるように情報を伝達する術を学んだでしょうか。効率的な説明の方法や、論理的で無駄のない報告文や記録文、自分を売り込むための履歴書の書き方は教わったでしょうか。小論文の書き方はいつ教わったのでしょうか。大学の卒業論文の書き方や議事録の作成技術は学んだでしょうか。討論や議論で、相手の主張の論理的矛盾や過不足を聞き分け、自分にとって有利な方向に議論を展開させる方法を誰が教えてくれたのでしょうか。それ以前に、有効な質問のしかたを教えられたことがあったでしょうか。文章の要約の技術や、情報の分析方法やその解釈の方法、さらには、それらを踏まえて批判的(クリティカル)に検討して判断を下す技術を、国語の授業で学ぶ機会はあったでしょうか。

 

英語教育も、日本語教育も、「言語技術を磨く」という視点で見れば同じ分野だった。どっちがダイジか優先すべきかなんて不毛な言い争いをするより、言語技術を磨くための国語の授業(日本語教育)はどうあるべきか、にコマを進めなきゃ。

 

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まだ第一章を読み始めたばかりなんだけど、すごく面白いから読み終える前に記事にしちゃった。

 

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英語のスキルより伝える「中身」を。これもすでに聞き飽きたフレーズではあるんだけど、具体的にどう中身を豊かにするのか。国語教育、なぜかあまり話題にあがらないテーマだけど、時代とともに見直すべき部分は大いにありそうだ。