ことばのおもしろさ研究所

語学好きな母ちゃんが、子どもの言葉の成長と外国語学習の奥深さ、心に響いた本なんかを記録しているブログ。

英語も日本語も、スキルの根っこは「言語技術」

 

外国語を身につけるために必要なのは母国語のしっかりとした土台だ。この主張は珍しくなく、英語教育に否定的な意見として特によく聞かれるんじゃないだろうか。

 

じゃあ、母国語は英語を避けていれば勝手に磨かれていくのか、というと残念なことにそうでもなさそうだ。 

 

外国語を身につけるための日本語レッスン

外国語を身につけるための日本語レッスン

 

 

あるものを見たとき、それを見ていない人が正確にそのイメージを描けるように情報を伝達する術を学んだでしょうか。効率的な説明の方法や、論理的で無駄のない報告文や記録文、自分を売り込むための履歴書の書き方は教わったでしょうか。小論文の書き方はいつ教わったのでしょうか。大学の卒業論文の書き方や議事録の作成技術は学んだでしょうか。討論や議論で、相手の主張の論理的矛盾や過不足を聞き分け、自分にとって有利な方向に議論を展開させる方法を誰が教えてくれたのでしょうか。それ以前に、有効な質問のしかたを教えられたことがあったでしょうか。文章の要約の技術や、情報の分析方法やその解釈の方法、さらには、それらを踏まえて批判的(クリティカル)に検討して判断を下す技術を、国語の授業で学ぶ機会はあったでしょうか。

 

英語教育も、日本語教育も、「言語技術を磨く」という視点で見れば同じ分野だった。どっちがダイジか優先すべきかなんて不毛な言い争いをするより、言語技術を磨くための国語の授業(日本語教育)はどうあるべきか、にコマを進めなきゃ。

 

kotokotoba.hateblo.jp

 

まだ第一章を読み始めたばかりなんだけど、すごく面白いから読み終える前に記事にしちゃった。

 

kotokotoba.hateblo.jp

 

英語のスキルより伝える「中身」を。これもすでに聞き飽きたフレーズではあるんだけど、具体的にどう中身を豊かにするのか。国語教育、なぜかあまり話題にあがらないテーマだけど、時代とともに見直すべき部分は大いにありそうだ。