ことばのおもしろさ研究所

語学好きな母ちゃんが、子どもの言葉の成長と外国語学習の奥深さ、心に響いた本なんかを記録しているブログ。

最近読んで面白かった本!英語教育から自分のための勉強本アレコレ

ひとつ前の記事でまとめて紹介しようとしたらもーとんでもなく長くなっちゃったから記事を分割!

 

英語教育と育児に関する本

ほんとうに頭がよくなる世界最高の子ども英語

 

SLA(第二言語習得理論)に基づいた年齢別の効果的な英語学習方法について、一覧でまとめてあるのがとっても参考になった。

 SLAについては↓この本が新しくってオススメ。

kotokotoba.hateblo.jp

 

3歳〜18歳までの子どもための効果的な英語学習方法について書かれているんだけど、ポイントは3つ。

  1. 文字ではなく音から学ぶ
  2. 断片ではなくカタマリで学ぶ
  3. 英語を学ぶのではなく英語学ぶ

SLAの観点から幼児期の英語教育で注目されている「イマージョン教育」については、「幼児期にイマージョン教育を行うことによる犠牲も自覚した上で」選択すれば良いとも述べている。

 

これからの世の中で必要なのは

英語力+学力+他者に貢献する力!

そしてここで言う「学力」は将来的に学び続けるポテンシャルのことであって、学校の成績とイコールじゃない。今まで日本の社会(今もそうかな?)で重視されている「学力」は過去に学んだ結果のことで、知識の暗記っぷりを評価したものだった。これから必要とされる「学力」は自分の頭で考えて、自分の答えをつくる知力のこと。

 

それってやっぱり「言葉の運用能力」を磨くことだよね!

kotokotoba.hateblo.jp

ameblo.jp

 

他者に貢献する力、というキーワードも同じ時期に読んだ他の本何冊かに登場してた。

 

自分の英語学習に参考になった本

純ジャパニーズの迷わない英語学習法

純ジャパニーズの迷わない英語勉強法 (実用外国語)

純ジャパニーズの迷わない英語勉強法 (実用外国語)

 

 目からウロコの学習法!じゃないんです。ゴガクってやっぱりそうなんです。でもオモシロイ。紹介してある学習法やツールも、とってもお役立ち。英語を勉強したい、レベルアップしたい、でも何からしようか・・・と悩んでいるならこれ一冊読めば(そして行動すれば)ヨシ!

 

英語は朗読でうまくなる!

英語は朗読でうまくなる!

英語は朗読でうまくなる!

 

 

語学のコツ、おススメ学習ツールや教材選び、面白くて参考になる記事が満載のかずーいさんのブログで紹介されていたこの本。

kazuuiword.hatenablog.com

これは読むしかない!!と思わせるレビューの書き方の上手さも憧れ・・・。

 

Read Aloud(音読)から一歩進んでRead Alive(朗読)へ。朗読って気持ちを込めて(演技っぽく?)読むってことかな?と簡単に考えてたけど、意外に奥が深い!

聞き手を意識した伝え方、言葉の表現力を磨くこと。いかにネイティブらしい発音で流暢に話すか、ではなく!大切なのは相手に伝えたいメッセージをしっかりと届けられるか、ってこと。

 

言語能力を磨くためにGOODな本

英語に限らず「言葉の運用能力」を高めるために参考になる本。

 

エッセンシャル思考 

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

 

 

最近新しくあれこれ始め、さらにやりたい事がモリモリで注意力散漫な私にビシッとビンタしてくれた本。

いや、まだ本書のアドバイス通り的を絞ったアクションができてないんだけどね…!

 

エッセンシャル思考で目指すのは、自分のエネルギーと時間を最も効率的に配分し重要な仕事で最大の成果をあげること

 

なんだか思うように仕事(やりたいこと)がさばけない…勉強の効果が出ない…そんな時は自分に「今自分は正しいことに力を注いでいるか?」と問いかけてみよう。

 

大切なのは自分で選ぶこと。

考える、ってのはそういうことだと思う。情報過多の世の中で、情報の本質を掴むことが重要になってくる。

 

やることを絞る、とあるけど仕事一本に集中しろ!ってわけじゃなくて、「あそび」の重要性も。動物はあそび(それ自体を目的とした行動)を通して主要な認知スキルを発達させるんだとか。それはイチくんを見ていてとっても納得(笑)脳の高度な機能を活性化させたいなら、あそべぃ!

 

メタ思考トレーニン

メタ思考トレーニング (PHPビジネス新書)
 

 

 

自分が理解できないこと、自分の価値観と反することに出くわした時、どう反応するか。ほとんどの人は相手がおかしい、と思う。これは相手を自分の考え方に合わせようとしている、つまり相手を変えようとする態度。

これに対して「何か自分の知らない世界がある!」と考えられる人は、自分を変えられる人。ただし、他人の意見に流されるのとは違う。

気付きと学び、成長がその先にある。

 

メタ思考ってのは、考え方を考えるってこと。

 

なにか問いがある。その問いに答えるだけではなく、そもそもその問いが妥当な問いなのか?一歩下がって考えると…!ただ問いの答えを出すだけでは見えなかった部分が見えてくる。

まとめてしまうと抽象的で分かりにくいけど、この本はとっても具体的な例とトレーニング方法を紹介している。

 

問いの本質を考える、って点で上の本エッセンシャル思考と重なる。

問いに問いを投げかける、という部分はこの後紹介する本、「考える力の育て方」ともリンクする。

 

人間は9タイプ

人間は9タイプ 仕事と対人関係がはかどる人間説明書

人間は9タイプ 仕事と対人関係がはかどる人間説明書

 

 考え方のクセ、というか行動パターンを分類したエニアグラムってやつの進化版?性格テストみたいにそれぞれのタイプについて読むのも楽しいけど、コラムの部分が面白かったからそっちをメインに読んでもいいくらい。

 

この人は○○タイプだからこういう人間のはずだわ、やっぱりあなたって○○タイプだねウフフ、って使い方をするのは本末転倒。決めつけで思考停止にならないように気をつけながら、相手の視点に思い巡らすこと、そのヒントとして9タイプを用いようってのが著者の狙いなんじゃないかなー。

 

自分と違う価値観と出会った時に相手を変えようとするからコミュニケーションのズレが生じる・・・ってのは上の「メタ思考トレーニング」の基本的な考え方と通じる。

 

就活、転職、会社での人間関係に活かせるようにと構成された内容だけど、教育や子育てにも十分応用できる考え方だと思う。まとめきれないから、以下箇条書き。

 

  • 信頼関係がなければ、叱っても人は伸びない(萎縮するだけ)
  • FEARアピール(恐怖を与えて人を動かそうとするやり方)は目に見えて効果があるけど、それは直近の不利益を回避しているだけ、その場しのぎの対応。長期的にはマイナス効果。
  • 言葉には表面的な意味を表す部分と、そこに含まれる意図、の二側面がある。話し手と聞き手のコミュニケーションのズレはそこのギャップにある。
  • 常識(=身近にいる5人の考えの平均値)↔自然の本質「多様性」
  • 人生における成功の尺度 → 自分のファン(自分を信頼してくれる人)の数
  • ファンが多い人は他人のために尽くし、価値を提供できる人 

 

 「ほんとうに頭の良くなる世界最高の子ども英語」でもキーワードとしてでてきたこれ、「他者に貢献できる力」「価値を提供できる人間」・・・

 

 親子関係をテーマにしたやつもあるみたい。

人間は9タイプ 子どもとあなたの伸ばし方説明書

人間は9タイプ 子どもとあなたの伸ばし方説明書

 

 

 

考える力の育て方

 これは!使える!!いや、どんどん使って生活に活用したい。学ぶ楽しさを実感させて「学び方」を教える方法として3つの思考ツールが紹介されているんだけど、社会人も主婦もこの思考ツールの出番はたくさんあるはず。

 

☆対立する選択肢を解決する思考ツール(クラウド

☆過去の出来事から学びを得る思考ツール(ブランチ)

☆アイディアの成功率を高める思考ツール(ブランチ)

☆適切な目標を定めて行動プランを立てられる思考ツール(アンビシャス・ターゲット・ツリー)

☆自ら考えて行動できるようになるコーチング方法

 

そうだ!英語サークルを立ち上げるためのプランをこの思考ツールを使って考えてみよう!

 

「こども哲学」で対話力と思考力を育てる (河出ブックス)

「こども哲学」で対話力と思考力を育てる (河出ブックス)

 

 合わせて読みたい「子ども哲学」!!私も子ども哲学のワークショップを受けたい!!!日本も国語の授業で取り組んでほしい。ぜひとも。

 

以上!オモシロイィィ!と読み進めた本たちの紹介でした。こういうオモシロイ本をシェアできる読書会があったらいいよね。子連れで!!!

ひとりだと1〜2冊しか読めなくても、3人集まれば3倍の本の中身交換ができるよね。人に伝えようと思うと深く読めるし、理解度も高まる。マジメな本だけじゃなくて、漫画でも小説でも、「好き!」「おもしろい!」って気持ちを伝えるって楽しいし。

 

2歳児と英語

息子イチ君、変なコダワリとイヤイヤで今日もエネルギッシュな2歳4ヶ月!日本語もほとんど難なく意思疎通できる「幼児さん」段階に突入しました。子どもならではの独特な発想と表現方法、変な文法ミスがおもしろすぎです。

 

英語絵本

動き回って遊ぶのに忙しくて、絵本読む時間がめっきり減ってしまった!たま~に、「よむの!」と持ってくるんだけど、決まって私が手の離せないタイミングっていう子どもアルアル・・・

 

Guess How Much I Love You
Guess How Much I Love You

Guess How Much I Love You

 

 

私も小さい頃読んだことのある!と思って勢いで買ってしまった。小さいうさたんの可愛さに愛おしい気持ちでいっぱいになる。

イチ君には文章が長いかな?と思ったけど、落ち着いている時なら最後までお膝で聞いてくれる。Stretch! This much!と言いながら真似してたから、やっぱり動作とリンクする単語は理解しやすいんだな〜。

 

読み聞かせや朗読のビデオもyoutubeでたくさんあるけど、アニメ版(アニメーション絵本も、オリジナルストーリーのアニメ)もある!

 


Guess How Much I Love You: GROWING BIGGER ALL THE TIME

 

It’s okay to be different

 

ええやん そのままで (エルくらぶ)

ええやん そのままで (エルくらぶ)

 

 

日本語英語併記の絵本。ポップな配色がちびっ子の気をひくみたい。原文と翻訳文の違いが面白い。日本語タイトルは「ええやん、そのままで」。本文も関西弁で。

このシリーズのThe Feel Good Bookも読んだけど、原文と翻訳文で受け取るメッセージのイメージが結構違ってくる。

 

ええきもち ええかんじ (エルくらぶ)

ええきもち ええかんじ (エルくらぶ)

 

 

外国語を学ぶと、直訳じゃない面白さ、直訳できない言葉のニュアンス、それぞれの文化的背景に気付くきっかけがいっぱいできるなーって、改めてそう思った。

 

Tap the Magic Tree

Tap the Magic Tree

Tap the Magic Tree

 

 

読むだけじゃない読み聞かせ!一緒に触って、揺らして、息を吹きかけて…そう、これぞ絵本のMagic!

本文もイラストもシンプルで、装丁もなんかオシャレ。ボードブックだからベシベシ叩かれて大丈夫。イチ君も最後まで喜んで一緒に読んでくれる。見開きページに1センテンスだけど、絵を見て何が変わったか話したり、数を数えたり、自由に遊んじゃおう。

Spot Goes to the Park

Spot Goes to the Park

Spot Goes to the Park

 

 

Where’s Spot?がとっても面白かったから、同じシリーズの公園編を購入!

ハトを追いかけたり、ボール遊びだったり、ブランコの順番だったり、身近なネタ満載の絵本。

 

Where's Spot? (Little Spot Board Books)

Where's Spot? (Little Spot Board Books)

 

 

 

英語のお歌

歌って踊るの大好きなお年頃ですもの。やっぱりイチ君がいちばん英語に触れているのが、お歌の時間!母のアカペラ、ドライブ中のBGM、時々Youtube

先日は大雨で外に出られなかったから、ひたすら音楽に合わせて2人で踊って(私は息を切らして)遊んでました。CDとか音源があるとやっぱり盛り上がるね!

 

前はスマホで直接聞いてたけど、最近買ってもらったスピーカーが大活躍!

 

お気に入りはSuper Simple Songsの、特に動き回る系。Walking WalkingとかWe All Fall Downとかアカペラでも歌ってあげると喜んでノッてくれる。

 

あとおとーさんが不穏な不思議な音程(!)で歌ってくれるハンプティダンプティの歌もよく真似してる。おとーさんの変な走り方(欽ちゃん走りって言うのかなアレは)とか、口癖とか、すぐ真似したがるし完全にコピーしてるのを見ると、親の影響力たるや…とゾッと(?!)する。

 

どんなツールよりも、親の背中(意図して指導する部分ではなく、無意識の背中!!)がいちばんの学習モデルなのね、と改めて思う今日この頃。

 

英語のyoutube動画

Amazon プライムビデオでハマったBlippi。今はyoutubeの方でお気に入りを見てる。

イチ君、Blippiおじさんの熱烈なファンで「ブリッピーおじさんに抱っこしてもらうのー!」とキラキラした目(とヨダレまみれのアゴ)で夢を語ってます。叶うといいね!!

 


Blippi Learns at the Indoor Playground | Educational Videos for Toddlers

ご飯の時間、なかなかテーブルについてくれないときも「よし!ブリッPおじさんと一緒にご飯食べようか!」と言うと素直に来てくれるし、イヤイヤ怪獣をなだめるヒーローなのです。

 

英語に対するリアクション

歌は日本語の童謡のほうが耳コピ精度が高い。日本語の脳が出来上がってきた様子!英語の歌は聞きなれたやつなら歌えるみたい。

でも「これは何語!」っていう分別はまだない。

 

英語お遊び会も一緒に楽しんでくれてる。特に新しく何かを取り組んだりって計画は今の所無し。日本語が爆発的に伸びてきたから、普段はそっちでお喋りをたっぷり楽しむつもり。

英語絵本を読んでいる時、英語ビデオを見てる時に話しかけられたら英語で返してあげようかな!

 

ゴガクは続けるのがダイジ!仲間がいるからがんばれる

何事も続けなければ身につかない。「やるぞー!!」ってメラメラ盛り上がっても、それをずっと維持するのは難しい。習慣になってしまえばイイと言いますけど、習慣にするまでの期間がね、大変だよね!

 

続けるための工夫ってのがいくつかあると思う。

例えばご褒美。スイーツやら買い物やら、具体物のご褒美。達成感というご褒美。アプリで学習時間の集計したり、手帳に記録したり、視覚的にやったぜ感を得る作戦。

 

 それから環境を整えたり。

タイマーのセットで強制的に習慣づくりをしたり、本や勉強グッズをすぐ手に取れるようにして取り掛かりのハードルを低くする工夫もある。

 

もひとつが、ナカマの存在

切磋琢磨できるライバルがいるのが理想的だけど、そこまでじゃなくとも語学仲間の存在は大きい。

 

LINEでグループ英会話

最近、同じように英語でアウトプットの機会が欲しい!英会話仲間がほしい!という人で集まった英会話LINEグループに参加させてもらってます。4人の小さなグループなんだけど、なかなか活発でトークがどんどん流れていく!

 

日本人同士で言語交換(英語お喋りスカイプ)をしたこともあるけど、それと似たような感じでとっても楽しい。

 

LINEっていう身近すぎるツールのおかげで、日常生活の中で英語を意識する時間が圧倒的に多くなる。

これなんて言うんだろう〜って考えたり、メンバーの投稿を読んだり返信したりしながらお互いの経験や学んだことをシェアできる。

 

Skypeで話すよりも負担が小さい、ってのもいい。我が息子イチ君はパソコン開くとボタンを強打せずにはいられないし、電話すれば隣でジャイアンリサイタルを始めるし、ビデオ通話なんてしようもんなら「みて!みて!」とデンジャラスなパフォーマンスを繰り広げるもんだから、それこそ隙間時間にピャピャッと読んでピャピャッと投稿できるLINEは便利。

 

子連れ英会話サークルも諦めちゃいない

とは言っても対面で英「会話」がやっぱりパワフルなアウトプット訓練なわけで。子どもを遊ばせ見守りつつも、ママ達が気負わないお茶会みたいなノリで英会話を楽しめる場があったらなぁ。つくろうかなぁ、と。

 

メンバーが集まらないんだよなぁ(T_T)どうやって募集すればいいんだろか?

 

英語に限らず読書会とか勉強会とか、ママになっても自分のために学ぶ機会、学べる場があってもいいと思うんだ。それが子育てに直結するものでもそうでなくても。

 

kotokotoba.hateblo.jp

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