ことばのおもしろさ研究所

語学好きな母ちゃんが、子どもの言葉の成長と外国語学習の奥深さ、心に響いた本なんかを記録しているブログ。

子ども(乳幼児期)の英語教育②

前の記事のつづき。 

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現在1歳4ヶ月の息子イチくん、 片言の日本語と英語が悶絶するほどかわうぃい。

「あっぷ(up)、あっぷ」と言いながら階段をのぼり、「だーぅん(down)、だーぅん」と言いながらおりてくる、そのプリップリの はみケツ が、たまらん。そしておかーさんのことをなぜか「はっぴー!おいでー!おいでー!はっぴー!」と呼ぶ。時々「べっびー!べぃびー!」とも呼ばれる。ベィビィはお前だ

 

なんなの、あなた・・・狙ってるの?おかーさんをキュンキュンさせたいの?ねぇ、そうなの?

 

 

いけない、興奮して何を書こうとしているのかわからなくなった。

 

イチくんと英語 〜0歳から今までの取り組み〜

けっこう色々やってるのかも。

 英語のお歌

抱っこして歌ったり、車の中で歌ったり。最近は「おうぁ(←たぶんお歌って意味)」って言いながらマイクのジェスチャーで歌えと要求してくる。

 

 

ABCや数え歌、お天気ソング、子どもの英語ソングは短くて親しみやすいメロディで好き。わらべうたも好きだけど、明るいリズムの英語ソングの方がよく歌ってるなぁ。わらべうたレパートリーも増やしたい。

 

 CDは、ネンネの時期にキッズボッサとかラジオを聞いていたけど、聞かせるためというより自分の作業用BGMだった。

 


Little*America "KIDS BOSSA ~POCO A POCO~ I just call to say I love you

 

 

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最近はドライブのときに子ども用英語ソングをかけることも多い。

 

親子で英語サークル

引っ越し前は市内にこんな楽しい集まりがあった。3,4回参加したかな。これは母の息抜きに良かった・・・。

 

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英語の絵本

イチくん、絵本ビリビリ期を経てようやく絵本の中身に興味が戻ってきてくれた。

 

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最近は本棚から好きな絵本を引っ張りだしてきて「むーむ!(←たぶん読むって意味)」と押し付けてくる。

 

英語のやつでよく持ってきてくれるのは…

 

The Very Hungry Caterpillar board book

The Very Hungry Caterpillar board book

 

 お気に入りは、色んな食べ物が並ぶページ。文章は長くて聞いていられない(すぐページめくられちゃう)から、簡単なセリフに変えて読んでる。

最後蝶々のページをパタパタさせて逃げたら大喜び。

 

 

 同じ作者エリックカールのシリーズで、絵合わせ辞典みたいなボードブック

色、形、単語、数の4種類あって、イチ君のお気に入りは形の本かな。squiggleで手の指をニョロニョロ、crescentで三日月マークを作ると喜んで真似する。

 

 

It Could Have Been Worse....

It Could Have Been Worse....

 

 絵本の最初と最後が、見開き空色の中蜂が1匹飛んでる絵なんだけど、それが好きらしくひとりで開いては「buzzzz...」と呟いてる。物語は読んでもあんまり聞いちゃいないけど登場する動物たちが痛い目にあうたびに「ouch!」って頭おさえて笑ってる。


 

 

Dear Zoo (Dear Zoo & Friends)

Dear Zoo (Dear Zoo & Friends)

 

 そうそう、これもお気に入り!

「でぃーっずー!でぃーっずー!(Dear Zoo)」って言って持ってくる。仕掛け絵本はやっぱり楽しいね!

 

先日図書館で借りてきたこの本↓も大ヒット。何回も読んでくれとせがまれる。

 

Where's Spot?

Where's Spot?

 

 借りてきたのは日本語版だけど、原書が欲しい〜〜!!

 

母は絵本大好きだからもっと欲しい本があるんだけどね、専業主婦の引け目と言いますか、買い物は食料品と日用品以外できないんだよね……しょんぼり。

 

Amazonアソシエイトで溜まった小銭で買ってあげるんだ。(語学ネタのブログ頑張って更新しよう!)

 

I Am a Bunny (A Golden Sturdy Book)

I Am a Bunny (A Golden Sturdy Book)

毎回同じ絵本ばっかり紹介してるけども・・・イチ君のリアクションが変化していて面白いから新鮮な気持ちでまた紹介させてもらう。「ばじー!(←たぶんバニーって意味)」って言って引っ張り出す。絵本の中のカエルをつまんで、バニーに「あーん」って食べさせようとする。

文章の長さが今のイチくんの読み聞かせにちょうどいい。

 

タンポポや雨、落ち葉、自分の経験とリンクすることが増えて今までと違った見え方をしてるんだろうね!

 

 

あと、昔は興味を示さなかったこれ。最近お月さまに興味があるイチくん。昼も夜も空を見て探してる。裏表紙のカラフルな星を見ながらtwinkle twinkle little starを歌ってもらうのも好き。 

 


Twinkle Twinkle Little Star

母のトイレタイムを妨害しに来た時にこの動画を見せたらかじりついて見ていてくれた。Youtubeの威力!(普段はスクリーン系をほとんど見せてない我が家)

 

ちょっとした言葉を英語で

窓から外を眺めてるときや、お散歩のとき「How's the weather? It's sunny!」と話してみたり、その流れでお天気の歌、雨の日は雨の歌を歌ったり。

絵本でも雨や雪ののページでお天気の歌を歌う。

気をつけてるのは、単語を教えようとしたり、リピートを促したり、間違えた発音を指摘したりしないこと。

 これは日本語も然り。

 

赤ちゃんは自分で単語と単語の切れ目に気付いて、その単語の意味を推測したり分類、関連付けして覚えていく

それを促すのは畳み掛けるような言葉のシャワーでも、リピートアフターミーとレッスンしてあげることでもない

  • 赤ちゃんを引きつける(赤ちゃんにとって聞きやすい)話し方
  • 間(一方的じゃないやりとり)

高めの声でゆっくりハッキリ話す赤ちゃん言葉は、言葉の発達を促すことが科学的に証明されている。

外国語で話しかける時はつい早口になっちゃうから、気をつけてる。

 

例えばお天気に関する言葉も、ひとつの絵を見せてこれがrainyよ、と教え込むより、窓から見た景色だったり外で感じる冷たい雨水だったり、雨音を聞いたりすることで、自分の中で言葉の意味を落とし込んでいける。

 

非効率的に思えるかもしれないけど、私は知識としての語彙よりも言葉らしい言葉(なんと説明すればいいのかわからないけど)を大切にしたいと思ってる。日本語も、英語も。

 

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英語のおもちゃ

アルファベットのマグネット

 

手作り!フェルトのABC。表が大文字、裏が小文字とイラスト。やわらかいから乱暴にぶちまけても大丈夫!頭の上からバサーッと振りかけて遊んでも大丈夫!

 

 

遊ぶときに「P(ぴー)!p(ぷ)、p(ぷ)、pig!」てな感じで読んだりするけど、覚えさせるつもりはないからイラストの動物でおままごとしたり、イナイナイバァしたり自由に遊ばせてる。

 

 

イチくんの英語

乳幼児期はアウトプットを意識しなくてもいいと思うんだけど、記録に残しておくといい思い出になる!

 DVD

某有名英語教材の体験DVDにかなりハマっている今日この頃。0歳のときはテレビに集中できるのが朝ドラのオープニングソングくらいだったんだけど、最近はリモコン持って一生懸命つけようとする。このDVDを見たいがために!

このDVDを見るようになってから「あっぽー(apple)」「はうぉー(hello)」なんて言うようになって影響力に驚いた。

最初は意味はわからずにただ真似をしていただけだと思うけど、絵本やおもちゃを通していくつか単語を覚えたらしい。

 

こういうのを目の当たりにすると、DVDだけでも欲しくなるな~

 

発語

単語レベルだと、フルーツの名前だとか絵本に出てくる身近な物、動物。得意技は「あっぽー(apple)」。言いやすいのかな? 日本語だと発音が難しくても、英語だと簡単な場合は英語で言えばいいじゃない、ってスタンス。

 「お月さま」は難しいけど「むー(moon)」なら言えるし、伝わるから嬉しいみたい。聞く分にはどっちも理解している様子。

 

ひとつのものを指す時にひとつ以上の呼び方がある、というのは日本語だけでみてもよくあることだから、「言葉が混乱する!」とは思っていない。「あし」も「あんよ」もどっちも理解してるし、どっちも言える。そこにfootやfeet、legなんて語が追加されても彼は「これが日本語で・・・英語で・・・複数だと・・・」なんて考えずに状況に合わせて覚えるだろうし、豊富な情報量(いろんな場面で言葉に触れること)があれば自分なりに使い分けることができるようになると思う。

 

up、down、open、といった動作を表す言葉もなにやら自分で動きながらしゃべってて面白い。

 

リアクション

こないだふと「touch your eyes」と言ったら目を指差してビックリした。直接教えたことはないんだけど、たぶんこの歌を歌ってたから覚えたのかな?

 


Head Shoulders Knees & Toes (Sing It)

 

Super Simple Songsはかなりおすすめ!我が家はYoutubeやテレビをほとんど見せていないんだけど、もし今後導入するなら迷わずこのシリーズ。

 

このビデオでも、英語=アメリカ人=白人みたいな日本のよくある教材と違っていろんな肌の色の子どもや先生そして車椅子の男の子も一緒に歌って踊ってる。こういうところも好き。

 

www.ekakipapa.com

おすすめっぷりはロクパパのブログを読むべし!(ロクちゃんかわいいなぁ!)

 

これからの英語教育方針

 英語「教育」ってほどのこともしてないし「方針」なんてたいそれたもんはないんだけど・・・赤ちゃん(乳幼児)の吸収力に欲を出してあれこれ押し付けないように気を付けたい。

 

絵本を積極的に読んでくれるようになったから、身近なテーマやよく使えそうなフレーズが登場する絵本をどんどん借りて読もうかな!

 

これからも大切にしたいのは

英語(他の外国語も)に身構えない態度 (英語がトクベツなものではなく、喋れたらエライわけでも上手くできないとダメなもんでもない)

 

 

イチくん、大人の反応に敏感な性格っぽいから、こっちの意図をくみ取ってがんばっちゃう気がするのよね。おかーさん、ついつい「都合がいいこと」「表面的なデキのよさ」に喜んでほめまくっちゃうから気をつけねばだ!!(>_<)

 

 

さてさて、ブログ更新の(身体的・精神的)余裕もすこーし出てきたから、ぼちぼち語学ネタで更新もしようと思いまっす!!

子ども(乳幼児期)の英語教育①

子どもの教育は母親の大きな関心ごと。特に英語流行りと煽りもあって習い事や教材が戸惑うほど豊富にある今日この頃。

 

私自身語学が好きってこともあって、乳幼児期の英語教育についてかなり関心がある。「まだ日本語も話せないうちから外国語ってどうなの?」「いやいや早くしないともったいないよ」なんてcontroversialなテーマなんだけど、よくある疑問や悩みにフォーカスして、私なりの方針、考え方をまとめてみたい。

 

共感もあれば反感もあるだろうけど、おんなじようにこのテーマに関心がある人が「こんな考え方/やり方もあるのね〜ふむふむ」くらいに読んでくれたらな、と。

 

そもそもベビィに英語は必要か

我が家の場合…親戚一同ニッポン人、英語喋る人皆無。つまり現時点(近い将来含む)での必要性は特にNOTHING。

 じゃあなんで小さいうちから英語を意識するのか、それは…バイリンガルにしたいから!!!ではなく、「楽しい言葉遊び」のひとつ、くらいの感覚で取り組んでる。とりあえず学齢期まではこのユルさのままでいるつもり。

 

日本語が確立する前に英語を取り入れて大丈夫なのか

よくある疑問その1。

これは親がどの程度英語を生活に取り込むかによる。例えば日本語ネイティヴの母親が英語だけで話しかける、とか凄まじい量のインプットを促す、とかそういう場合は日本語能力(と情緒の発達)に大いに影響アリだろうけど…。

英語に限らず、小さいうちに知識(語彙数や読み書き)の詰め込み、目に見える結果(反応や発音)を求めてしまうことは、発達を歪めてしまう可能性があるから気をつけたい。

 

英語がプラスαとして生活に取り込まれていることについては、私は日本語能力に悪い影響は無い!と思ってる。

 

 

小さいうちに始めないと英語が聞き取れなくなる?発音が悪くなる?

臨界期」という言葉が子ども用英語教材のセールストークに必ず出てくる。私はこういう危機感を煽って物を売りつけるやり方が気に食わん!

ネガティヴな動機で始める学びは面白く無いし、押し付けがましく思える。「将来苦労しないように…」ってのは、自分の子どもが苦労を乗り越えられる力がない、身につけられないっていう無意識化のメッセージ。それこそ親が取り組むべきは英語以前の問題だと思う。

 

 で、「臨界期」に戻る。

第二言語の習得(のためのセールストーク)で使われるこの言葉の意味は、この時期を過ぎたら能力の獲得が難しくなりますよ、っていう時期のこと。

 

 

私は、第二言語の習得に関してこの臨界期について特に重要視していない。

臨界期と聞いて不安になった人は超高額教材を買うか否か悩む前に一呼吸置いて考えてみてほしい。(教材を買うこと自体はひとつの選択肢だから、悪いとは思ってないよ)

 

この臨界期ってのは「ネイティブスピーカー並みの言語能力を自然に学習できる一定の年齢」ってこと!

 

頭の方で書いたけど、私は英語を日本語と並ぶ母語レベルの能力(つまりバイリンガル)にしようなんて思っちゃいない。ネイティブレベルになる必要を感じない。母国語としてじゃなく、外国語としてでも通用するならいいんじゃないかな。

(日本人の英語下手は、完璧主義なストイックさとネイティブ信仰に原因があると思うんだけどこれについてはまた別の機会に・・・)

 

それから「自然に学習できる時期」が過ぎたら、その年齢に合わせた学習方法を取ればいいだけで、国語学習と年齢は関係ないと思ってる。

 

臨界期と合わせてよく登場するのが周波数の違い。 英語と日本語は周波数が違いますよ、だから聞き取れません。聞き取れる周波数が限定される臨界期までに外国語を教えましょう、という内容。

 

「大人になったら全く聞き取れない」なんてことはないと思うんだけど、聞き慣れてない音はちゃんと意識しないと聞き取れない、ってのは当たり前っちゃ当たり前よね。日本語でもそうだし。

大人になったらなったで、慣れと訓練(多聴、シャドーイングなどなど)である程度のレベルにはなれると思うし、これも私は深刻には考えてない。

ただ、私は息子に英語を「特別なものやスキル、勉強しなきゃいけない学問教科」だと思って欲しくないから、小さいうちから身近に感じられるように「ことばのひとつ」として何かしら触れさせている。

 

次は発音。「聞き取れていない音は発音できない」ってのは…ある!でも発音が日本人訛りだったとしても恥じることは全くない、って思ってる。

外国語を話すときに誤解なく伝わる発音は大事だけど、そんなにこだわってないな。特に乳幼児期の英語教育は。

 

 臨界期に興味ある人はこちらのビデオをどうぞ!

 

私的にこのビデオのポイントは

赤ちゃんのこの能力はCD(音声教材の掛け流し)やDVD(映像教材のレッスン)だと全く発揮されない

ってこと!!

 

 

じゃあ具体的に何をしているのか、これからどんな風に英語に触れていきたいのか…

それから息子の反応も。

長くなっちゃったから次の記事で書こう_(┐「ε:)_

子育て中の主婦が自分の趣味(語学)の時間を持とうと思った

時間・体力・モチベーション(メンタル)・・・常にどれかが欠けている。

 

 

時間・体力・メンタル、各パラメーターが低くてもできること

少しでも、何かに手を付けてみる

久々に開いたゴールドリスト・メソッドのブロンズノート。

 イチ君がお昼寝している時間をつかって3ページだけ進めることができた。

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イチ君がいつ起きるかハラハラしながらやったもんだから、このメソッドの効果は低そう。でも久々に語学できた、それだけでちょっとストレス解消。

 

手は動かしながら耳をつかう

忙しい我々の常套手段です。お皿洗いながら、洗濯干しながら、などなど。

 

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しかーし…息子と遊ぶときはごちゃごちゃBGMつけたくないから、遊びながら家事する私は結局すぐ消しちゃう。Podcastもイチ君が寝てる時か、主人がお散歩に連れ出してくれてるときが限られたヒヤリングタイム。

 

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のんびり構える

結局、うまいことやりくりできずモヤモヤしてしまう。そんなときは、焦らない。ふと時間ができたときに手に取れるように本や語学グッズを装備しておく、とかね。ゆる〜く楽しもうかね。

 

 今は、息子の言葉の発達を観察して言葉の仕組みとか不思議について考えるのが楽しい。

 

ベビィの成長

ばぶばぶ赤ちゃんだった息子が、歩いたり走ったり喋ったりするようになった。

 

イチ君、1歳4か月。お花を見れば全部「ぱっぢー(パンジー)」だったのが、黄色いお花は「たっぽぽ(たんぽぽ)」、ほかのお花は「おにゃにゃ(おはな)」と使い分けるようになった。

 

いつもお散歩で通りかかる角の植木鉢。

季節が変わってお花も変わったんだね。君と一緒にいると、普段気にも留めていなかったことにたくさん気づくよ。毎日何事にも全力投球な君が愛おしい。

 

自分のペースで生きられないストレスに気づいたら

楽しくても、疲れやストレスってのは溜まる。こまめに浄化したい。

 

木々の恵み

木々の恵み

 

 心の浄化に、お気に入りの本を。これは前書きを読むだけで癒やされる。

いろんな種類の木を、その特徴、人類の歴史との接点、宗教や文化的役割、物語や象徴といった切り口で解説している本。解説、というよりエッセイみたいで読みやすくておもしろい。写真もウツクシイ。語源的な話もすごく面白い。

 

これと、コーヒーと、音楽があればカンペキだわ。


Fireflies Cover