Art of Life Through Drama | Yoko Narahashi | TEDxTokyo
『Winds of GOD』演出した人だったのか!!舞台を見て衝撃を受けたなー!!!SAYURIも見た、見た。
上のTEDトークは「役者」のはなしをしているけど、人間はみんなそれぞれドラマを演じてるわけだから(意識的にも、無意識でも)、そういう意味で聞くともっともっと面白いんじゃないかな!
奈良橋陽子さんに興味を持ったきっかけは、この雑誌。
『英語の台詞で国と文化を繋ぐ』という寄稿文。「英語とどう付き合うべきか」というテーマの章の中で、ハリウッドのキャスティングディレクターという立場で英語を教えてきた経験を語っている。幼児英語教育への応用方法も出てたから、「オォッ」と思って。
たとえば、"an apple"という単語を覚えるのに、学校では綴りを暗記するという方法ですが、ここでは、実際にリンゴを手に持たせたりして、色や重さを感じ、好き、嫌いなども含めて総合的にリンゴをとらえることを学びます。
最近は「英語脳をつくる」とか「日本語を介さずにイメージから直接英語に結びつける」言葉の習得方法に注目が集まっているから、子供のテキストも
りんご( )←カッコに英単語を入れなさい
じゃなくて
( )←カッコに英単語を入れなさい
だったり、写真やイラストを多く使って「視覚的に」意味を取れるようにという配慮なのか、やたら絵が多い印象。
でもイラストや写真も、「りんご」っていう実物のイメージを言語以外の記号にしただけだよね?記号から経験、体験(自分個人が持っている肉体的記憶)に結びつかないんであれば、結局やってることはそんなに変わらないのかもしれない。
なにもかも、英単語に触れるたびに体験を提供せよ、ってことじゃなくて。そんなことしてたら1000の単語覚えるだけでどれだけ時間かかるんだってことになるけど。前提として「りんご」から無意識に連想する実体験がある、ってことでイメージと外国語が結びつく。
幸い母語を獲得する段階で、私たちは経験を通して言葉を自分のモノにする体験をじっくりしてきているわけだから、「語彙の量は学力に直結する!言語教育だ!」といって記号と意味を裏表でくっつけるような薄っぺらい「教育」でその体験の時間を奪わないようにしたい。
大事なのは、自分が何を表現したいかを知ること、そしてそれを相手にいかにして伝えるかを考え、実行することです。
コトバ(特に視覚的なコトバ)が溢れ溢れて飲み込まれている現代社会。コトバを軽く扱いすぎないように、コトバのパワーの大きさに気を付けたい。
コトバの運用能力に興味があって最近読んだ本。
具体的なスキル、テクニックはもちろんあるんだけど、共通して『人間力』がやっぱりベースになるんだなぁ!!山田ズーニーさんは「自分メディア力」と表現していたけど、同じ内容、話し方、コトバでも「誰が言うのか」の影響力はやっぱり大きい。
コトバを軽く扱う人には、コトバの重みが無い。