ことばのおもしろさ研究所

語学好きな母ちゃんが、子どもの言葉の成長と外国語学習の奥深さ、心に響いた本なんかを記録しているブログ。

【育児と英語】フルカラー写真の絵本セットも追加&おやすみ絵本の英語タイムを導入

子育てに楽しく「英語」という言葉を放り込むなら、英語の絵本が力強いツールなんだと、最近とくに思います。2歳2か月のイチ君も、まだ「日本語vs英語」という認識がないので、日本語の絵本も英語の絵本もそれぞれにお気に入りを見つけて楽しんでくれています。

  

kotokotoba.hateblo.jp

 

過去記事で紹介したことのある、SWR(Sight Word Readers)も、自分で好きなのを取り出してもにょもにょと読む真似をしたり(私の耳にはちゃんと本文を読んでいるのが聞こえる!!笑)絵本に登場する語を、遊んでいるときにふと口に出したり、言葉の成長と共に目に見えて絵本の影響力を感じるようになりました。

 

Sight Word Readers: Learning the First 50 Sight Words is a Snap!

Sight Word Readers: Learning the First 50 Sight Words is a Snap!

 

 

読み聞かせの最中もシャドーイングのようにかぶせて(たまに先走って)読んでくるようになり、英語の歌も自分で歌うことも増え、これは・・・!!!と欲が出て英語絵本の定番CTPやORT(バイリンガルレベルを目指す親子に人気のシリーズ)を本気で検討していた今日この頃です。

 

・・・なんですが、「私は、息子に、英語をどうしたいんだ?」とふと考えまして。ボリュームのあるセット絵本の導入は今後また欲しくなることもあると思うけど、とりあえず今じゃなくてもいいか、と。

 

でも新しい絵本が欲しい欲は収まらず、Amazonで買っちゃいました。

Nonfiction Sight Word Readers Level A, Ages 3-7: Teaches 25 Key Sight Words to Help Your Child Soar as a Reader!

Nonfiction Sight Word Readers Level A, Ages 3-7: Teaches 25 Key Sight Words to Help Your Child Soar as a Reader!

 

 SWRの写真絵本バージョン、ってとこでしょうか。

上のSWRとコンセプトは同じで、Sight Word(目で見て読みを覚える頻出語)を学ぶシンプルな絵本セットです。赤い箱がレベルAのセットで、いちばん簡単なセットになってます。なのでもともと持ってる黄色い箱のSWRと語句はかぶるところが多いのですが、私は語彙を増やしたり段階的にレベルを上げていくための読書が目的じゃないので、むしろ◎なのです。

 

英語の歌を歌ったり、ちょっと話しかけたりもしますが、日本の日本語環境で暮らしているので当然「英語に出会う」頻度はすごく低いです。絵本で出会った言葉もそれきり・・・ではなく、遊びの中で使ってみたり、別の絵本のなかで別の表現として出会ったり、色んな場面・状況で触れることで言葉の立体感が出てくると思うんですよね。

 

子どもは「部分→全体」でことばを学ぶというより「全体→部分」で言葉の意味と使い方をストックしていくことが得意。それを活かして「教えない英語教育」ができる期間をめいっぱい楽しみたいな~。

 

kotokotoba.hateblo.jp

 

 ちなみにNonfiction Sight Word Readersはこんな感じです。

 

全25冊のペーパーバック。ページ数も少なく、1ページに写真とそれに対応する短い文がついてます。ターゲット語を学ぶための構成なので同じ表現が繰り返し登場します。

 

 

短くて目を引く写真だから、英語サークルでも使えそう!というかレッスンで使いたくて購入を決めたってのもある・・・!

 

 

それから英語教育系で最近読んだ本のご紹介。

1日5分からの英語で子育て

1日5分からの英語で子育て

 

 絵本の読み聞かせを通して、英語の語りかけにステップアップしていく方法がまとめてあります。英語絵本の選び方、本を見ながらの声掛け例、生活の中で使える簡単な英語フレーズなど、初めて英語を育児に取り入れようとしているパパママにとっつきやすい内容。

 

この本は「英語オンリーの時間」を5分からでいいから作ろう、というコンセプトでそのツールとして英語絵本の読み聞かせ時間を利用しようと紹介してます。

 

私はイマージョンにこだわってないので、英語絵本の読み聞かせ中も日本語でおしゃべりしたり日本語と英語どっちもつかって話したりしちゃってるんですが、ふと試してみたくなったのでこの「英語オンリーの絵本タイム」やってみることにしました。

 

ルールは

  • 寝る前の一冊を読んでいる間だけ、英語オンリーで話すこと
  • 読んだら「読んだよシール」を貼ること
  • 毎日続けること

 

こっちのルールを押し付けるのはドウカシラ~と思ってたんですが、息子は案外すんなり「英語絵本→シール→就寝」という流れを習慣として受け入れてくれました。シールぺったんがうれしいのか、たまに眺めては「いっぱい よんだ!」とシールが毎日たまっていく様子を楽しんでます。

 

昨晩で11日目。100均のシールと、手書きのよんだよカード。

 

読んでるのはいつも同じ本。

Goodnight Moon

Goodnight Moon

 

 

すぐ読み終わるんだけど、途中のイチ君のリアクションに英語だけで返していこうと思うと、なかなか言葉が出てこないことがあります。

 自分の発言をオウム返ししてもらわないと壊れたラジオごとくしつこくしつこくしつこく言い続けるイチ君ですが、英語タイムは何か違うと気付いたのかあきらめて(?)英語に言い換えて返してくれるようになりました。

 

 

英語でも託児でも病院でも食べ物でも、「これはイチ君にはちょっと難しいんじゃない」と思ってもいざ体験してみると本人はなんなく乗り越えてくれたり、自分が想像していたのと違う反応を示したり、決してイチ君を過小評価しているつもりはないんですが、子どもって親が思っているよりずっと柔軟で、「まだ早いかな」と思ってることだってチャレンジできちゃうもんなんですね。

 

制限することなく、押し付けることなく、無理させることなく

自分たちのちょうどいい塩梅を探りながら、子育てをしていけたらいいな。