語学ブログなのに、またまた赤ちゃんネタでごめんなさい。息子のおチビ改めイチ(※)が3ヶ月になったので、観察記録がてら育児関係で面白かった本やYoutube動画(英語)を紹介したいと思います。
※おチビというにはあまりにプクプク太ってお舅さんに「ぶたまん」と言われるほど立派になったため、ブログではイチ君で通そうと思います。
↑おしりクイッの腹筋運動がすさまじくかわいいと思う。
お喋り男の兆し?コトバの発達
生後2ヶ月の頃は「んー」とか「うぁー」とかだったのが、K音G音Q音っぽい声も増えてきた。舌の付け根を持ち上げて喉を閉じたり開いたりして出る音ですな。時にRやLっぽい音も混ざる。口に手を突っ込んでるときなんかは偶然にB音も出るんだけど、意識的に唇を使って声を出すのはまだまだかな?
家族からはお喋り男と笑われるくらい声を出すのが好きで、起きてる間は始終うっく~あっく~と喋っているイチ君。話しかけると満面の笑顔で返事してくれる。全然寝てくれずにグッタリしたり、エンドレス抱っこで倦怠感がすさまじくても、この笑顔を見たらもう全部許せちゃう。
ご機嫌な時の声以外にも、抱っこしてほしくて人を呼ぶ声やベッドに置かれたときの不満げな声なんかも出てきてバリエーションが増えてきた。伝える、という手段をもった発声が増えてきたご様子。
赤ちゃんの言葉の発達過程については絵描きのロクパパさんがかわいいイラスト付きで記事にまとめてたのでシェア!なるほどなるほど。
最近読んだ保育・育児の本を2冊
母が納戸の奥から本を引っ張り出してきた。子どもたちが小さかった頃に読んでた本らしい。
インタビュー形式で日本の保育観の問題点や乳児(胎児も)からの保育の重要性、 その実践方法と理念について答えている。以下、印象的だった部分のメモ。
☆日本の幼稚園の問題点は集団からはみ出さないことを教え込もうとする(お遊戯や課題など)こと。はみ出さないのは考える力が育っていないから。
☆赤ちゃんは生まれた直後でも母親と目を合わせることができる。目と目を合わせることが神経系の発達を促す。授乳も目と目を合わせてやるのが大切。
☆ハイハイをする赤ちゃんにとって段差や斜面は重要な刺激。
☆おもちゃは質の良い木製のものを触ったり舐めたりさせてあげて、プラスチック製は避ける。
☆音楽は器具を使わずに人の声で、リズムを感じ取らせる。
☆0歳時は神経系が急激に発達する時期だから、脳性麻痺や運動麻痺の治癒、あるいは発達させる可塑性が高い。
(早期教育の先駆けであるドーマン博士もこの脳の可塑性に着目して、赤ちゃんに算数や読み書き、百科事典的知識を与えるプログラムを発案した。ドーマン博士の本も何冊か読んだから、これもそのうちブログで紹介したい!)
☆皮膚からの水刺激をたっぷり受けた子どもは自律神経がたくましく育つ。喘息やアレルギー体質の改善にも水刺激が大切。水と神経系の関わりは深い。
☆ゼロ歳後期から1歳は水の時期、つぎに土の時期。
☆感覚の一番の土台である触覚(水や土の刺激)をとばしてすぐ言葉にいったりすると発達にゆがみが生じる。
☆おとな(先生)は「教える」のではなく「生活」を通して、子どもに労働を身に付けさせる。
何かやらせなくては、課題を与えて机の前に座らせておかなくては、と考えず、子どもの”内なる自然”をよく観察し、しゃべりたい時はよく聞いてやり、高い所にのぼりたい時期はのぼらせ、とんだりはねたりしたい時に窮屈な衣類でしばりつけたり、しつけしつけでおとなしくいう事をきかせたりしないということなんです。
☆集団に合わせた行動だとか、ルールを守ったり課題をこなすことができるのはある程度の年齢以降であって、子どもに一律に強いるべきでない。
保育というフィールドで働いている人はもちろん、子を持つ親にとっても参考になる本。
そしてもう一冊はシュタイナー教育に関する本。 シュタイナー教育がどういうものか詳しく説明できないんだけど、「教育は芸術」という理念が○○式や△△メソッドといった類いの教育法と大きく違うところ。
この子が七十歳になったときに、楽しく生きていられるような種を、今までの私は、蒔いたでしょうか。いいえ。そこまでのことは考えていませんでした。もっと浅はかな、やっぱり「適応」の類いのことしか、私の頭にはありませんでした。
こうして考えてみると、これまで自分が生きて知った、狭い世間の損得勘定を基準にして、将来有利そうな方向に、子どものお尻をたたいて来ただけのような気がします。
- まえがき より
つまり表面的な「適応」ではなく、子どもの想像(創造)する力や感性を大切にしようっていうスタンス。だから就学前に知的早期教育(読み書きや知識の詰め込みといった類いのもの)はしなくてもいいっていう考え方。
この本はシュタイナー教育の幼稚園に子どもを通わせた経験談が主な内容なんだけど、先生の子どもにたいする態度や、環境作りは子育てに活かせそう。シュタイナー教育そのものについてはあまり詳しく説明されていないから、巻末にあるおすすめ本を参照してみようと思う。
以下、印象に残った部分のメモ。
☆子どものおもちゃは自然の素材、質の良いものを少しだけ。
☆大人が楽しげに働いているようすを見せる。
(これ斎藤公子の保育論に共通する)
☆子どもが抱っこと言ってきたときは、その一瞬だけでもその子のためだけの私になって抱っこする。手に持っているもの、心に抱えている心配事を全部一旦置いといて、心を込めて抱っこする。
☆かわいがればかわいがるほど、子どもはいいこになる。
英語で学ぶ、保育(子育て)の心
Montessori for Infants: A Window Into the Nido at LePort Montessori
このビデオはモンテッソーリ教育という、シュタイナー教育とはまた別の教育理念を紹介してるものなんだけど、どちらも「子どもをよく観察して、子どもに寄り添う」という点では同じ。
子どもと話すときは、答えを強要せずに、待つこと!
例えば自分がされたらどうだろう。話を遮られたりいちいち訂正されたり「リピートアフターミー」なんて言われたら。
infant, divelopment, education, learn等々のキーワードでオモシロイ動画がいっぱい出てくる。
おわりに
抱っこしながらポチポチ書くのはなかなか時間がかかる。
夕方5時ぐらいから夜の9時頃までスーパーハイテンションタイム。こんなに激しく動く赤ちゃん見たことないと言われる。
そして生まれたときからとんがりコーンなヘアスタイル。
ただただ素直に命を生きている存在の、その尊さにハッとさせられる。