ことばのおもしろさ研究所

語学好きな母ちゃんが、子どもの言葉の成長と外国語学習の奥深さ、心に響いた本なんかを記録しているブログ。

記憶の保管場所3つ

記憶」というと普通、記憶術とか記憶力とか「保持している言語情報」にフォーカスされるもんなんですが、今回ブログで書きたいのは言語に依らない記憶について。

 

kotokotoba.hateblo.jp

 

例えば母国語を習得する以前の(まだ「言葉」を持っていない)赤ちゃんでも、記憶はあるという事実。言葉でストックする記憶と別のシステムだから、身体に染み付いた記憶とでもしとこうか。

 

身体の記憶は、実は言葉の記憶よりも実測しやすい部分がある。

 遺伝子に変化が起こっていることがあるから。

身体の記憶は、極限状態に陥った経験とかトラウマ的な出来事だけじゃなく、日常生活レベルでも刻まれていく。食事とか、感情でもね。

 

DNAと言えば、ひとりの人間の命は、二人の人間の命から受け継いでいるってこと。誰にだってお父さん、お母さんがいる。もちろん、遺伝子の記憶も受け継がれている。母親の食生活が胎児に影響する、と言われればそれはそうだと思うかもしれないけど、これってすごいよね。

 

お母さんの身体の記憶も、おじいちゃんとおばあちゃんから受け継いだもの。おばあちゃんの身体も、ひいおばあちゃんとひいおじいちゃんから受け継いだもの。ひいおばあちゃんの身体も・・・・と樹状にひろがる命の鎖。これって、すごいよね・・・。

 

お盆だからこそ、考えてみたいご先祖様のことでもある。


Coco Trailer (2017) | 'Find Your Voice' | Movieclips Trailers

ハロウィンシーズンにブログでも紹介したディズニー映画だけど、これはお盆に家族で見るべし!!邦題は「リメンバーミー」。生きてるって、受け継いでるってこと

 

We're all a part.

 

kotokotoba.hateblo.jp

 

身体の記憶をずっとずっとずーーーーーーーっと、命の起源まで辿ると、どこに行きつくのか?生命の歴史を、45億年の命の鎖を、胎児は十月十日で総復習してから、鎖の先端として生まれてくる。

 

「個体発生は、系統発生を繰り返す」

生物学者はそう言った。

 

身体は、覚えている。なんでなのか、理由も仕組みもわからないけど。

もしかして、「前世だ!生まれる前の記憶だ!」と言われるアレも、ふっと思い出したご先祖様の身体に刻まれた記憶だったってだけなのかもしれない。そう思うと、騒いだり否定するほどのビッグニュースでもなんでもなく、取るに足らないことのような気もしてくる。

 


「DNAの旅」 日本語字幕版

身体の記憶は、国籍も人種も軽く飛び越える。

「どこぞの国が、人種が、嫌いだ!」と主張していても・・・

 

へその緒のいちばん向こうは、プランクトン?植物?ミネラル(鉱物)?

もう、「地球です!」って言っちゃう?じゃあ地球はどこから生まれたの?

宇宙?ビッグバン?・・・なんて、はてしない物語

 

 

 

さてもうひとつ、記憶の保管場所について私の勝手な仮説。

いい表現が思いつかないから、タマシイの記憶ということにしておく。

 

言葉の記憶は個人個人のデータとして保管されるけど、身体の記憶はもうちょっと長いスパンで、時間軸も含めた記憶でしょ。

 

空間 < 空間を含めた時間 < 空間も時間を含めた世界

言葉の記憶  身体の記憶  タマシイの記憶

 

ヨガやメディテーション(瞑想)が流行っている今なら、伝わるかもしれない。「ワンネス」の世界観。言葉も時間も超えた、サムシング・グレートの世界観。

 

sonogono.jugem.jp

5年前の私は

「ない」とか「ある」とかを超えた、分別の無い世界

なんて表現していたっけか。

 

 

「正解」が決まっていない「問い」についてグルグル考えるの、私は面白いと思うんだけど、私の周りの人たちはそうでもなくて。ただひたすら、「なに?オカルト?やばいやつ?」なんて反応されてよく傷ついてたな~。

 

時たま、面白がってくれる人がもっと面白いアイディアをくれたりしたんだけど。

 

私はずっと、「時間って、ウソくさいぞ」って思ってたんだけど

それをシンプルに、嫌味なく、面白く言語化されている本を読んでびっくりした。

 

悪魔とのおしゃべり

悪魔とのおしゃべり

 

 

 今朝読んだブログで紹介されていた「シミュレーション仮説」

interaction.hatenadiary.jp

「悪魔とのおしゃべり」はそれを別の切り口で、かなりカジュアルに、ストーリーにして紹介しているような、そんな本でした。カジュアルな、というかちょっとチャラい雰囲気?が嫌な人は読みにくいのかな?

 

で、その著者のさとうみつろうさんのブログで「記憶」について書いてあったのよね。それでこのずーっと公開してなかった下書き記事を開いて私もブログ更新したわけなんだけど。

ameblo.jp

「水」の発想はなかったな~~!!

ここで言われる「記憶」も、言葉でも身体でもなく、

タマシイの記憶部分にあたると思うんだけど

私は「空気」的なものを想像していたよ。

 

水か~

 

地球は水の星だもんな~

 

水なら、個人(言語記憶)も家系(身体記憶)も超えちゃうもんな~

 

starship.hateblo.jp

言葉を超えたものを取り扱おう、っていうもうひとつの趣味のブログ。