ことばのおもしろさ研究所

語学好きな母ちゃんが、子どもの言葉の成長と外国語学習の奥深さ、心に響いた本なんかを記録しているブログ。

名前をつける=自分の世界に結びつける

人の名前もそうだけど、モノの名前、出来事の名前、心の動きの名前、動きの名前、言葉は「名前」の集まりでできている。名詞とか動詞とか、そういう名前の名前もある。

 

 そうやって名前をつけることで、もやっとしたただ在るだけの捉えどころのない世界カタチをつくる。砂漠の砂粒をよりわけて砂像をつくるように、「わける」ことで「わかる」ものを生み出していった。

 

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かたち誕生―図像のコスモロジー (万物照応劇場)

かたち誕生―図像のコスモロジー (万物照応劇場)

 

 

言葉の歴史、語源や文化のルーツってもんは、名づけの歴史なんじゃないだろうか!

 

カタチのあるもの⇐ことば⇒カタチのないもの

カタチがあるもの(主に物質的なもの)カタチがないもの(精神的なもの)の相互関係は色んな分野で研究されている。

 

言葉と脳と心 失語症とは何か (講談社現代新書)

言葉と脳と心 失語症とは何か (講談社現代新書)

 

 

 科学的な研究というものは、当然「言葉」の上でなされるわけだから、カタチがある側から見た視点での考察になる。反対側からの視点を求めようと思ったら、いったん言葉を排除しないといけない。

たぶん、ヨガとか座禅とか瞑想とか、身体からのアプローチになる。カタチのあるものに頼りきっている時代は特に、こういうカタチのないもの自体を否定・拒絶しがちなんだけど、最近は世間の目も割とおおらかな気がする。(どうかな?)

 

その中で「ことば」ってやつは、このふたつの世界を繋ぐものなだけあって色んな視点を与えてくれる。語学が好きな人は、「言語は世界の窓」の意味を体感してるんじゃないかな?単純に「世界=日本国外 を知るきっかけ」という意味以上に・・・。

 

言葉の持つインパクト、心への影響

そういう中間地点的な役割を持つ「言葉」だから、その影響力を「言霊」と言ったりする。ここでまた、名前のハナシに戻る。昔ばなしやおとぎ話でよく、「真の名」を暴くってストーリーがある。

 

だいくとおにろく

だいくとおにろく

 

鬼の名前を言い当てたら鬼を退治できた、みたいな。 

これも名前には音の組み合わせや記号的な意味以上のナニカが込められてるって考え方があるからだよね。

 

名前の変化

最近歴史ミステリーにハマっていて、地域の伝承や伝説みたいなものを調べてるんだけど、「信仰対象の名前が変わる、無理やり変えられる」って現象が、もう、めちゃくちゃおもしろくって。

 

信仰ってまさに「カタチのないもの」を一生懸命「カタチのあるもの」に変換して自分たちに結び付けようっちゅう行為でしょ。

 

名づける行為っていうのは、なんでもなかったものを自分ごととして捉えるってこと。

自分ごととして捉える、ってもうめちゃめちゃ大事よ。脳の動き方が変わるから。語学にも大いに生かすべき人間の特性。

 

んで、その「信仰対象の名前が変わる、無理やり変えられる」って現象なんだけど。信仰心ってのは時間も空間も超えて人類共通の心の動きなんだよね。たぶん、たぶんだけど、人間は本能的に「カタチのある世界⇔カタチのない世界」のバランスをとろうとするんじゃないかしら。揺れながら。

 

 

色んな信仰、宗教、政治の思惑が絡んでくるテーマではあるけど、私的には「真実は何教にあった!!」「何人こそが世界のルーツ、支配者なのだ!!」なんてこと全く興味がなくて。それは、ほんと、どーでもいい。

名前の変化、言葉の変化をさかのぼりながら、その時に生きた人が何に心を震わせて、何を願って、結果としてどんなカタチが残っているのか。そして消えてしまったのか。そこにロマンを感じるわけです。

 

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まぁ、興味ある人は一緒に星巡りのミステリーツアーを楽しみましょう、ってハナシ(笑) あ、「星信仰」を軸に歴史と言葉をチョーサしているから「星巡り」ね。

 

 

ついでに(また)占星術のハナシ

名づけと言えば私のライフワークである占星術。これも、記号やシンボルを言葉で定義することで自分ごととして脳にインプットする⇒行動を変える⇒人生の展開が変わるって点で一緒よ。語学よ。

 

「超現実的ツール」として興味持ってくれる人、あんまりいないんだよな~~(´・ω・`)

生き方・在り方のプログラムを書き換えちゃう「ことば」

「プログラミング」とは、コンピューターに文字や数値を打ち込んで設定・操作すること。それを人間に応用しちゃおうってのが、コレ。

 

NLP神経言語プログラミング

 

Neuro=神経

Linguistic=言語

Programming=プログラミング

 

脳科学や心理学、神経(意識と無意識)に作用する「言葉」や「身体言語」を利用して、生き方・在り方のプログラムを書き込んでいっちゃうのだ。

 

たった今から人生を変える NLPの法則

たった今から人生を変える NLPの法則

 

 

コミュニケーションの手段、問題解決のツールとしての「言葉」にフォーカスしたスキル。

 

ホロスコープ占星術)やタロット使えばもっともっと活用できる!心理操作して他人にスゴイダロって見せつける類の占いではなく、「イメージ」と「潜在意識(自分では気付いていない思い込み)」、それから問題解決のための「目標の言語化」を結びつけるツールとして、ホロスコープやタロットがツカエルぞ!!と最近思ってたので。まさにやろうとしていることがNLPだった。

 

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↑「占い」のイメージをひっくり返す「占い」をケンキュー中のブログ

私にとって占星術は「語学」。個人個人で持つ「ワタシ語」の解読っていう面白さ。

 

 

ことばのおもしろさ研究所

タイトルを変更しました。

旧ブログタイトルは「趣味は語学です」でしたが、あんまりゴガクゴガクしてない記事が主になっちゃったので、これからは「ことばのおもしろさ研究所」として更新していきます!これからも語学をよりオモシロク、より深く楽しめる情報をシェアできたらなっと思ってます。

 

 「ことば」の「価値」に注目した仕組み

「ことば」に関して、最近おもしろいな!!と思ったのは、これ。

新世界

新世界

 

なんと、この単行本無料で全部読めてしまう。 

 

 

r25.jp

 

あらすじだけじゃないのよ、ぜんぶ丸ごと無料公開。衝撃的すぎるこのココロミの「狙い」はいったいなんなのか・・・読んでみてね。

 

最後の章だったかな?「レターポット」って仕組みについて書いてるんだけど、特にそこ。「ことば」に思い入れ(?)のあるミナサマはきっと「うわぁ!その発想おもしろい!!!」ってなるんじゃないかな。

 

letterpot.otogimachi.jp

 

 

ワタクシゴト

さて、息子も3才。すっかり幼児さんになって・・・言葉の進化っぷりもめちゃめちゃ面白いです。書き留めきれない。。。

 

新しい趣味で「西洋占星術」をベンキョーしてるんだけど、それもまぁおもしろいのなんの。「占い」というより、象徴の世界、記号の組み合わせからストーリーを紡ぎだすその作業が私にとって「語学」にとってもリンクするのです。

 

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文法(読み解くルール)があって、単語(天体の持つ象意)があって、組み合わせ(文章)と背景(その人の経験・価値観・文化)によって色んなコトバが生まれる、星のリーディング。これぞ究極のゴガク!!!!

そして「問題解決」や「主体的な生き方」にとっても役立つ現実的ツールでもあります。私がハマっている側面は、一般的な「占い」のイメージとはちょっと違うかも。

 

 それから、子連れ英会話サークルもうすぐ1周年記念!一緒にゴガクする仲間がいるとスーパー楽しいです。

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 親子英語サークルはですね、カタチを変えて再開予定。

kotokotoba.hateblo.jp

一度公民館でやってみたけど、縁あってカフェのイベントとしてやってみないかとお声がかかりました。少人数でプチっと。どうなるかな~。

 

 

また子どものリアクションや新しい絵本、大人の学びの本など、オモシロイを見つけたらブログで報告します!!これからも「ことばのおもしろさ研究所」よろしくお願いします(^^)