ことばのおもしろさ研究所

語学好きな母ちゃんが、子どもの言葉の成長と外国語学習の奥深さ、心に響いた本なんかを記録しているブログ。

【息子生後5ヶ月】離乳食、それから英語子育てサークル

初めてのお味

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抱っこ以外で動きを拘束されるのが大嫌いなイチ君は、ベビーカーもバンボもドスのきいた声を上げて抵抗します。

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ちと早いですが、彼の食べ物に対する燃えたぎるような眼差しとプレデター級のヨダレに根負けし、今週から離乳食を始めました。まずはお粥さんから。

 

ちっちゃいスプーンを口に運ぶと鼻息荒く食い付いてくれました。もう両手でお皿ごと引き寄せて。

 

あむ…もぬもぬ……ゴックン

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ブルルっと体を震わせ目を見開く。よっぽど感動したのか、次の一口はスプーンひっつかんで離しませんでした。

 

英語子育てサークル

先月から市内の子育てサークルに参加してます。内容は英語のお歌を歌ったり、手遊びや工作、絵本の読み聞かせなどなど。毎回参加費1500円かかるし、先生がレッスンプランをちゃんと練ってくれてるから、サークルっていうより実質ゆるいお教室って感じかな?

 

イチ君は「なんのこっちゃ」って感じなんだけど、おかーちゃんの気分転換に付き合ってもらってます。

 

それにしても、赤ちゃんて数ヶ月違えば体付きも興味の幅も全然違う。同じ0歳でもネンネの子とハイハイの子を一緒くたにしちゃうとちょっと大変そう。

 

私も英語とか外国語好きなお友達が近くにいたら、ぷちサークルみたいのを開いてみたいな〜。こんな感じで…↓↓

 

(妄想)ベビーの英語と知育サークル

英語は教えるため・身につけてもらうためではなく、単純に「楽しい遊びのひとつ」として知育何かをできるようにさせるためではなく、その子の今必要としている刺激(発達課題)をその子のペースで出来るような素材を提供してあげよう、ってスタンスで。

 

英語の絵本を持ち寄ったり、10分か15分だけ英語だけでお話する時間にしたり。講師と生徒でレッスンするんじゃなくて、ごくごく自然に外国語を取り入れて遊ぶ感じ。英会話はハイテンションじゃないとダメ、みたいな暗黙の了解は無視してさ…。

 


Baby Brain Play: Pat-a Cake/Buckle My Shoe/London Bridges

英語の手遊びも可愛いな。

 

0歳の知育は、適切な刺激を適度に、ってことだと思ってます。童歌や手遊びしたり、ちょっと運動になる遊びをしてみたり。

 


Baby Sensory, Baby Development classes - Sensory Development

こういうの、楽しそう!!

 

 

 あぁ。それにしても赤ちゃんてかわいい。いっぱい集まった時の個性豊かなリアクションがもう、かわいいのなんの。一年であんなに違う生き物になるのかと思うとちょっぴり寂しいおかーちゃんです。今のうちにこのむちむちモツモツの二重あごとお手手と太ももを撫でくりまわしておこうと思います。

言葉は意味を運ぶ入れ物

面白いquoteを見つけた。

Conceptual knowledge is not enough...

you must have the conviction that comes from personal experience. 

調べてみると、どこぞのお坊さんが書いた本の一文らしい。

 

「それが表す概念(意味)をただ知識として知っている言葉」と「その人が実感として持っている言葉」は、同じ言葉というカタチをとっていても説得力が全く違う。言葉の重量というか、質というか、なんかそういうものが違う。

 

言葉は意味を運ぶ入れ物で、もちろん箱だけ同じカタチにしておけば通じるんだけど、そこに中身があるから人の心が動かされるんじゃないかなって思う。

 

その中身を豊かにしてくれるのが、personal experience、自分自身の経験なんだ・・・ってなふうに私はこのquoteを読んで思った。

 

中身のある言葉は自分の中に残る

知識や情報は言葉そのもの、入れ物を指す。残念なことにこの入れ物、頭の中に入るとそのうち溶けてなくなってしまう。つまり、忘れちゃう。

 

でもその入れ物の中身はなくならない。箱がないから自在に引っ張り出せなくなっただけで、ちゃんと残っている。入れ物という制限がなくなる(=忘れる)ことで、中身が意識の及ばない深いところで混ざりあって新しいものが生まれたりする。これはだいたい眠っている時や、リラックスしているときに起こるようだ。

 

そしてその錬金術のたまものが「私らしさ」でもある。

 

 だから、「忘れる」ことを恐れる必要はない。忘れた後に残るものが、いちばん大切なことだから。

 

今まであなた方が勉強してきたことは、これから一切役に立ちません。
社会人になっても、活かすことはできません。
(一同、笑う)

だから、全部忘れなさい。忘れてしまいなさい。
全部リセットしてください。
(一同、ざわつく)

全部リセットした後に、残ったものが一番大切なものです。
知識よりも大切なものを、あなた方はこの4年間で見つけたはずです。
何もかもをリセットしても残るものが、あなたにはあるはずです。
 

大学を卒業するときに、教授がくれた言葉。私の宝物。

 

 

「忘れる」ということについて、いつだったか外山滋比古氏の本を読んで鈍い衝撃を受けた。また読み返したい。 

ライフワークの思想 (ちくま文庫)

ライフワークの思想 (ちくま文庫)

 

 

中身のある言葉を息子に

息子イチ君は「あぶげ〜うぶあ〜」と謎の呪文を叫びながら、全身で言葉を吸収している。この時期を活かすべく「言葉のシャワーを!」と声高に叫ばれるわけだけど、できればそれも血の通った言葉にしてあげたい、と個人的には思う。

 

言葉を知識・情報として子どもに注入するって考え方がどうしても好きになれない。

 

私は私の言葉で。その入れ物がすぐに溶けてしまったとしても、無意識に織り込まれた想いってやつは彼の中に残ると信じているから。

 

sonogono.jugem.jp

 

 

言葉ばかりがひとりあるきするこんな時代だからこそ、せめて今の時期くらいは言葉をリアルな存在として分かち合いたい

 

 

最後に

 ちなみに冒頭のquoteはこの本の中の一節のようです。

The Joy of Living: Unlocking the Secret and Science of Happiness

The Joy of Living: Unlocking the Secret and Science of Happiness

 

Amazonのレビューも高評価だし、おもしろそう。気になる。でもまだKindleに読み終わってない洋書があるし、台湾から取り寄せた中国語の本も読み進んでないし、また読み返したい本もあるし・・・買ってもなかなか読む時間がとれなさそう(T_T) 

 

 

ところでこの記事、カテゴリーはどうしよう。語学とあんまり関係ない?息子の話が出てきたから育児カテゴリー?

【息子生後4ヶ月】お気に入りの絵本とか英語のお歌

息子イチ、4ヶ月を過ぎ更にボリューミーになってまいりました。手足がむちむちボンレスハムでたまらんです。肉付きだけでなく、心も身体も急激に成長しております。

 

 

 言葉の発達

4ヶ月になる頃から、あの赤ちゃんらしいコロコロとした笑いが頻繁に聞けるようになりました。イチの笑いのツボは謎ですが、笑ってもらえるのが嬉しくて、おかーちゃんどんなことだってしちゃいます。

笑い声の発達は言語獲得に重要な関わりがあるんだって、以前ロクパパさんが記事にしてたのを思い出しました。イラストが超キュート!

www.ekakipapa.com

 

今はまだ「決まった意味を持つ音の塊」としての言葉ではなく、感情のままに声を出している感じです。この気持ちと直結した身体表現ってやつは大人になるとなかなかできなくなっちゃうから、今のうちに思う存分やってほしいと思いわけです。

 喉が発達したおかげなのか、キーキー高い声で叫ぶことも増えてきました。特にねぐずりしてるとき。これは聞いてて気持ちのいいもんじゃないんだけど(げっそり)、成長の証やと思って大らかに接したいものです。

 

言葉の発達を促す保育者の働きかけ、というか接し方につい参考になる動画(英語)を見つけました。実際にどんなふうに声かけをしているか、具体例も見れてGoodです。


Language for Learning Infants and Toddlers edit

たとえば「ダメ」とか「〜しないで」と言わずに済む声かけの仕方とか。

 

 πから離れられません

趣味は語学だと言いますけどね、趣味の時間どころか家事の時間すらままならない子育ての忙しさ。4ヶ月過ぎて未だ1時間おきにπ求めて泣き叫ばれるもんだから、起きてる間はほとんどπ。そして最近はπをくわえてないと寝てくれなくなったからまぁ大変(ToT)

 

じぃじにぽろりと愚痴をこぼすと、「心配せんでもあっという間に大人になっちゃうんやから」と。そうかそうだよねぇ。こうやって甘えてくれるのも今だけだもんねぇ。と思い直すと気持ちに余裕ができて楽になりましたわ。

 

ちなみにじぃじは小学生になってもおっπ星人だったらしい。

 

絵本が好き

大喜びってほどのリアクションがあるわけじゃないんだけど、じっと見てくれるからたぶん好き。図書館で借りてきたもの、家にあった古い本の中からイチ君の反応がいいものをリストアップしてみます。

 

まるてん いろてん (0.1.2.えほん)

まるてん いろてん (0.1.2.えほん)

 

 イチ君てんてんがお好き。「まる…てん!」とページを開くとアハッと笑ってくれる。でも点々の絵じゃなくて文字のほうが気になるみたい。

 

もこもこもこ (ぽっぽライブラリ みるみる絵本)

もこもこもこ (ぽっぽライブラリ みるみる絵本)

 

 ちびっこみんな大好き、もこもこもこ。しかしイチ君がいちばん反応するのは、本のカバーにある作者の顔写真…。

 

カイちゃんのこわいこわい (カイちゃんえほん)

カイちゃんのこわいこわい (カイちゃんえほん)

 

 赤ちゃん向けのハッキリした絵、ってわけじゃないんだけど最後までジッと絵を見つめてくれる。お話は長いと途中で飽きちゃうんだけど、これくらいならちょうどいいみたい。持ちやすいサイズの本。

 

ぽんぽんポコポコ (はじめての絵本たいむ)

ぽんぽんポコポコ (はじめての絵本たいむ)

 

 読みながらおなかをぽこぽこしてあげると喜ぶ。最後にお父さんも出てきてくれるのがミソ。単身赴任中のお父さんのために「おとーさんだぁー!」とスーパー嬉しそうに読んであげます。「おとーさん」と楽しい気持ちをリンクさせる作戦。

 

英語の絵本

 これは私の趣味にイチ君付き合ってもらってます。

I Like It When . . .

I Like It When . . .

 

 色がハッキリしてるからジィっと見つめる。ペンギンさん可愛くて母が大好きな絵本。お話もキュンとくる。

 

Dear Zoo (Dear Zoo & Friends)

Dear Zoo (Dear Zoo & Friends)

 

 動物が隠れているフリップを鳴き声付きでババンと開けてあげると喜ぶ。

 

It Could Have Been Worse....

It Could Have Been Worse....

 

 効果音に反応するけど、ストーリーがある分長いからちゃっちゃと読まないと飽きちゃうみたい。ねずみくんがおうちに帰る道のりにいろんなトラブルにあっちゃうんだけど、人間万事塞翁が馬、って感じの話。絵がやさしい。

 

When a Coconut Falls on Your Head

When a Coconut Falls on Your Head

 

 一応仕掛けがついてるけど、そこはあんまり反応がない。お話に合わせて手や頭をぽんぽんしたり、ふーっと息を吹きかけるとニヤッと笑う。最後におでこにチュッ。おかーさん、これがしたくて読んでるようなもんです。

 

I Am a Bunny (A Golden Sturdy Book)

I Am a Bunny (A Golden Sturdy Book)

 

 これ、おかーさんの大のお気に入り。なんてったって絵が、すごくきれい。バニーくんがとびきりかわいい。春、夏、秋、冬と、バニーのニコラスが好きなことを教えてくれる。春はあけぼの・・・みたいな。縦長のコンパクトなボードブックだから、抱っこしながら読んでもページをめくるのが楽。これはね、とってもとってもオススメ。イチ君の反応もなかなか良いよ。

 

1 Is One

1 Is One

 

ターシャの絵本。デパートのターシャ展で買った。カラーが最初だけなのが残念だけど、繊細で上品なターシャのイラストが見ていて癒される。「1 is one ほにゃらら」って感じで数に親しめる絵本。

 

寝かしつけの英語ソング

お夕寝の時はTen In The Bedをララバイ調で歌うと成功率が高いんです。


Ten In The Bed | Super Simple Songs

Super Simple Songs大好き。


Row Row Row Your Boat | Super Simple Songs

いやされる。この歌詞、改めてみるとなんだかジンと来る。

 

Row, row, row your boat

Gently down the stream

Merrily, merrily, merrily, merrily

Life is but a dream

 

 世の中は 夢かうつつか うつつとも

夢とも知らず ありてなければ

 

 

さて、イチ君の添えπタイムを利用してお昼寝でもしますかね٩(′д‵)۶ふぁ〜